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仮想デスクトップ、NTTデータがスマホ・タブレット対応の新メニュー

6/27(火) 14:44配信

日刊工業新聞電子版

■“どこでもワークスペース”、VRで会議・面談も

 NTTデータは遠隔地のパソコンから業務システムを利用できる仮想デスクトップサービスに、スマートフォンやタブレット端末でも操作できる新メニューを2017年度中に追加する。従来、自社の同サービスはパソコンでの利用に限定していた。新メニューの投入により、場所だけでなく端末にも依存しない働き方の実現を支援する。今後、従業員1000人以上の企業を中心に拡販し、20年までに売上高を現状の約25億円から100億円に引き上げる。

 新メニューの追加により、業務システムに接続できる端末の対象はパソコンに加え、スマホやタブレットにも広がる。従来は他社のサービスと連携することでスマホやタブレットでの利用を可能にしていたが、今後は自社サービスの中で一元的に対応する。

 NTTデータの仮想デスクトップサービスは、顧客の職場にあるパソコンをシンクライアントに置き換えてシステムを構築。同社のデータセンター内に格納したデスクトップ環境に、インターネット経由で接続して利用する。

 これにより利用場所を選ばず、いつでも社内環境に接続できる。業務用アプリケーションでの文書作成や、社内共有ファイルの閲覧、電子メールの確認などが可能となる。またシンクライアントから接続するため、端末にデータが残らず、情報漏えいを防げる。提供形態についてはオンプレミス型とクラウド型を用意し選択肢を広げた。

 現在、同サービスは「働き方改革」の支援ツールという側面で訴求している。新メニューの追加により「『どこでもワークスペース』というコンセプトのサービスを目指す」(佐々木裕執行役員)という。

 従来は事業継続計画(BCP)対策や情報漏えい防止といった情報セキュリティー対策としてのニーズが大きかった。今後は「(競合他社との)競争力につながる」(同)として、柔軟にサービスメニューを追加する。

 さらに仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を活用し、バーチャルな会議や面談などの実現に向けて検討していく予定。「テレビ電話などでは補えない社内環境をリモートで再現できるような仕組み」(ビジネスソリューション事業本部)を想定する。