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お金持ちがホームレスを体験するチャリティイベント、VRを導入したら大炎上

6/27(火) 12:34配信

BuzzFeed Japan

オーストラリアで毎年開かれている、ホームレス支援のイベント。さまざまな会社のCEOが一晩ホームレス体験をして寄付金を募るというものだが、今年、一部CEOがこの体験をVRでしたため、批判が巻き起こった。
【Brad Esposito / Buzzfeed Japan】

ホームレスの寝泊まり環境を再現 した「世界で最も寝心地の悪いベッド」

CEO Sleepoutと名付けられているこのイベントは、つい先日開催されたばかり。南半球にあるオーストラリアの季節は、日本の逆。つまり、多くのCEOは冬の寒い夜を、支給された段ボールに横たわって過ごしたのだ。

イベントはオーストラリア中で、複数都市で同時開催された。しかし、シドニーでCEOたちがVRヘッドセットを装着し、バーチャルでホームレスを体験する様子が公式アカウントからツイートされるや否や批判が殺到した。

SNSでは「貧困を嘲笑する行為」「感覚がおかしい」「問題提起はしたいけれど、実際は汚い貧乏人とは接したくないわけか」「ホームレスはゲームじゃない」と、数多くの批判がよせられた。

批判を受けつつも、CEO Sleepoutは500万オーストラリアドル(約4億円)以上の寄付金を集めた。これはホームレスの人々への支援として使われる。

1日体験と現実ですら違うというのに、このイベントにおける「体験」と「VR体験」の差はかなりのものだろう。現在のVR技術では、匂いや温度、触感までを再現することはできない。例えできたとしても、「リアル」と「限りなくリアルに近い」の間にある壁は大きい。

(翻訳編集:SOKO)

最終更新:6/27(火) 12:34
BuzzFeed Japan