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高学歴女子はなぜ今、あえて一般職を目指すのか

6/27(火) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

早くも終盤を迎える今年の大卒の就活だが、近年、早慶上智に代表されるような、いわゆる有名大の女子学生が一般職を希望する動きが注目されている。かつては一般職といえば、総合職の男性をサポートし、寿退社を目指すような位置付けで、短大や高卒の女性が多く目指すポジションだった。

【画像】就活生や20代の高学歴女性が、一般職を目指す風潮がある。

男女雇用機会均等法から30年以上を経て、女性の総合職採用も当たり前になり、国を挙げて女性活躍が叫ばれている。働く女性には追い風のような時代に、高学歴女子があえて一般職を目指すのはなぜなのか。彼女たちの本音に迫る。

最優先する条件は「転勤がない」

「正社員として一生、働き続けたいからこそ、一般職を受けています」

上智大法学部4年の女性(21)は、政府系金融機関や証券会社の一般職、法律事務所の秘書職に絞って、就職活動をしてきた。

最優先する条件は「転勤がないこと」だ。

「結婚して子どもを産んでからも、働き続けたい」

配偶者の職業にもよるだろうが、共働きで転勤になった場合の子育てと仕事の両立に自信がもてなかった。働きやすさを重視した結果の一般職だ。そう考える背景には、母親の人生も影響しているという。

「母は結婚前、キャビンアテンダントとして働いていましたが、寿退社をしています。子育ての両立が難しかったからです。子育てがひと段落してからは、パートタイムで働いていました」

上智大生の女性は、子ども時代を振り返る。

「母からは正社員で働き続けることは本当に大事と、子どもの頃から言われてきました。(一般職を受けるという)現実的な選択には、賛成してくれています」

就活の面接では「総合職でよかったんじゃない?」と聞かれることもある。その時は「一生働き続けたいからこそ一般職」との理由を話す。すると、たいていの面接担当者は、黙ってうなずいているという。

周囲の友人やゼミ仲間は総合職志望者が多いが、「出産や子育てはどうするの?と聞くと、その時に考える」と答えるという。総合職を目指す同級生に、子育てと仕事の両立への明確な「答え」があるわけではない。

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最終更新:6/27(火) 18:01
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