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アリバベーネ「メルセデスとの“言い争い“よりも、フェラーリには重要なことがある」と批難を相手にせず

6/27(火) 12:15配信

motorsport.com 日本版

 アゼルバイジャンGPでメルセデスとフェラーリのドライバーが絡むインシデントが起きた。オープニングラップではメルセデスのバルテリ・ボッタスとフェラーリのキミ・ライコネンがクラッシュを喫し、セーフティカーの最中にはメルセデスのルイス・ハミルトンにフェラーリのセバスチャン・ベッテルが体当たりする事件が勃発したのだ。

 メルセデスのドライバーやチームマネジメントからはインシデントに対する批難などが発せられているが、フェラーリ側としては、何が起こったかよりも今はもっと重要なことがあると発言している。

 フェラーリのチーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネは次のように語った。

「我々はレース分析を行うつもりだが、不平不満を言わないだろう。なぜならそれは、我々のスタイルではないからだ」

「しかし、ボッタスとライコネン間で起きたことも、ベッテルとハミルトンのエピソードも、もはや我々がF1にいるのかコロシアムにいるのかわからないね。もしコロシアムにいるとしたら、我々も不満を言うだろう。そして著名なテクニカルディレクターを連れてきて、全ての判断を彼に委ねるだろう」

「何はともあれ、我々は激しく争い合ったのだ。そして次戦オーストリアまでにチーム内で少し話をして、懸命に作業し、以前よりもさらに集中力を高めていくつもりだ」

 またアリバベーネに対し、ベッテルが主張する”ハミルトンにもペナルティが科されるべきだ”という意見に同調するかどうか訊いたところ、彼は次のように答えた。

「批判をすることによって、我々は無粋で言い訳じみているように見えるだろう」

「状況を正確に判断しなければならない。不確かな限りはフェラーリに好意的に解釈すべきだ。重要なことは何が正しいのかを確実にすること、そして前を向き続けることだ」

「レースでは素晴らしいデモンストレーションがあったのだ。ライコネンのマシンにある男が衝突したことで損傷を受けた時、赤旗の最中にマシンを修繕してコースに送り出したのだ。これこそが私の知るフェラーリだ。フェラーリは決して諦めないし、これからもスポーツマンとしてそのように振舞っていくだろう」

 メルセデスの非常勤会長であるニキ・ラウダが、「ハミルトンはセーフティカーの背後にいたためペースをリードする権利を持っていたとし、最終的にはベッテルが自身の過ちに気付くだろう」とベッテルを公の場で批判していたが、それに対しアリバベーネは何も興味を示していない様子だった。

「ラウダは望むことはなんでもできるだろう」とアリバベーネ。

「時に彼は自分自身と対話する必要があるし、我々と話すこともある」

「しかし前にも言ったように、我々は沈黙を守るだけだ。我々が手を動かす間、ラウダは口を動かすだろう。彼は自分自身の見解を持っているだろうし、我々もそうだ。次に会うのはオーストリアだ」

「彼は何かを訴え続けるだろうが、我々はただ黙ってそれを聞いているだけだ。それでいい。まだ12レースも残っているのだ」