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嘉徳海岸の浸食対策、鹿児島県が工法再検討 奄美大島瀬戸内町

6/27(火) 10:32配信

南海日日新聞

 砂浜の浸食が深刻な奄美大島瀬戸内町の嘉徳(かとく)海岸の対策工事について鹿児島県は26日、工法を再検討する方針を明らかにした。県議会定例会で岩重仁子議員の質問に渡邊茂土木部長が答えた。専門家や地元住民らでつくる検討会を設置して現地に適した方法を考え、整備方針に反映させる。
 嘉徳海岸は2014年の台風接近に伴う高波で砂浜が約20メートル浸食された。浜崖(はまがけ)が人家や墓地に迫り、町が応急処置で土のうを積んでいる。
 県は延長530メートル(総事業費5億3千万円)の護岸を整備する計画を示したが、自然への影響を懸念する一部住民から反対の声が上がった。瀬戸内町が5月、県に対して検討会の設置を求めていた。
 県河川課によると、検討会の設置時期は未定。海岸や水生生物、環境の専門家や地元住民らで構成する。護岸のほか離岸堤や人工リーフ、砂浜を海岸に投入する養浜などさまざまな対策を検証する。
 渡邊部長は費用対効果から事業が必要かを問われ、「今後の台風で再び浸食される恐れがあり、人命や財産を守るためには対策が必要になる」と強調した。

南海日日新聞

最終更新:6/27(火) 11:44
南海日日新聞