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セネガルの歌手が、同郷のバオバブの木の前で熱唱 宇部市

6/27(火) 13:53配信

宇部日報

神聖な母なる木、根付きうれしい

 セネガル出身の歌手で、伝承打楽器奏者のサリウ・ニングさん(30)のライブ演奏が26日、ときわミュージアム「世界を旅する植物館」で開かれた。故郷を同じくするバオバブの前で演奏し、アフリカのリズムと声量のある歌声を響かせ、来館者を魅了した。

 伝承音楽家の家系に生まれ、幼い頃から祭事や儀式で演奏し、伝統曲をはじめとするあらゆる曲を即興で歌う実力を備えたサリウさん。来日中に同館のブログを見てセネガルからバオバブが運ばれたのを知り、館でのライブ開催を希望し、急きょ実現した。サリウさんは、セネガルの伝統的な太鼓・サバールをたたいてリズムを取りながら、バオバブを見て感じたことを即興で歌唱。「セネガルのバオバブが山口の子になった」という内容の歌を現地の言葉で声量たっぷりに表現した。妻で日本人のもえこさん、友人のミュージシャンも、踊りや打楽器演奏でライブを盛り上げた。

 もえこさんによると、バオバブはセネガルで神聖な母なる木とされ、葉っぱが出てくるのは、現地では雨期の始まりを指している。新芽は、粘り気があって生で食べることができ、実は果肉が白く、現地の子どもたちがよくしゃぶっているという。サリウさんは「バオバブが遠い宇部の大地にしっかり根付いているのを見て感激した」と話していた。

最終更新:6/27(火) 13:53
宇部日報