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司書が厳選、中高生向け本リスト 広島・福山市中央図書館が作る

6/27(火) 20:17配信

山陽新聞デジタル

 広島県福山市中央図書館(霞町)は、中高生版のブックリスト「本の世界へ旅をする」を作った。2013年から手掛けてきた小学生版、読み聞かせ版に続く第3弾。ベストセラーのような派手な本は少ないものの、若い世代に読み継いでほしい80作品を“司書の目”で厳選した。同図書館は「心に残る一冊を見つけてほしい」としている。

 冊子は「日本の文学」「外国の文学」「ロングセラー」「考え学ぶ本」の4テーマに沿って16年3月までに出版され、同7月時点で購入可能なお薦め本を収録。小説を中心にエッセーや体験記、インタビュー集など幅広く選び、粗筋と表紙写真を載せている。

 有名小説では、夏目漱石の「坊っちゃん」やサリンジャーの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を紹介。芥川賞作家のお笑い芸人・又吉直樹さんのエッセー「第2図書係補佐」、人工知能(AI)の現在地と将来の展望を解説した新井紀子さんの「ロボットは東大に入れるか」なども取り上げている。

 ミステリー作家島田荘司さんと漫画家埜納タオさん=いずれも市出身=のメッセージ付き。A5判、58ページ。3千部印刷し、市内の中学・高校や公民館などに配った。過去2冊のブックリストを含め、1冊100円(税込み)で提供している。

 ブックリストに載っている本は全て市立図書館が所蔵している。市中央図書館は「ブックリストが読書を始める際の道しるべになれば。中高生版は保護者にも手に取ってもらい、家庭での共通の話題づくりに活用してほしい」としている。

 問い合わせは市中央図書館(084―932―7222)。