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岡山の民間動物園が「限界」 市営化を初要望

6/27(火) 23:23配信

山陽新聞デジタル

 池田動物園(岡山市北区京山)の金井克己専務らは27日、入園者の減少などから経営が悪化しているとして、市役所に大森雅夫市長を訪ね、市営化を求める要望書を手渡した。

 市営化要望を巡っては、有志でつくる一般社団法人池田動物園をおうえんする会(岡山市)が2月、6万人余の署名を添えて市長に陳情したが、園が意思表示したのは初めて。取材に大森市長は「将来像について、まずは園が主体的に議論の土台をつくっていくことが重要だ。その上で市議会とも話しながら対応を決めていきたい」と述べた。

 要望書は園について「設立以来64年にわたり、レクリエーションを通じた命の教育や環境教育の役目を果たしてきた」と強調。「運営は固定費の比重が高く、リニューアルなどを図らなければ集客につながらない」として市営による経営の安定化を求めている。

 金井専務が、忠政智登士副園長ら2人と訪ね「赤字経営でほそぼそとやっており(市営化を)お願いしたい」と要望書を渡した。

 池田動物園は、岡山藩主だった池田家の当主・池田隆政さん(故人)が1953年に開園した民間動物園。園によると、入園者は87年度の約18万5千人をピークに下降線をたどり、経営が悪化。昨年度まで3年連続の赤字となり、累積赤字は約2億4900万円に膨らんでいるという。

 おうえんする会の陳情は、6月定例市議会で継続審査となっている。