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ブラジルFC市場の拡大続く ブランド数はすでに3千超える

6/27(火) 2:22配信

サンパウロ新聞

 2016年初めからの1年半の間に、ブラジルのフランチャイズ市場には70以上のブランドが新たに参入した。ブラジル・フランチャイジング協会(ABF)によると、16年には62のブランドが、そして今年に入ってからはこれまでの間に少なくとも14のブランドが、ブラジル国内でフランチャイズ方式による事業展開を開始した。伯メディアが20日付で伝えた。

 昨年から今年前半にかけてブラジルのフランチャイズ市場へ参入したこれら76のブランドを見ると、食品分野が20ブランドと最も多く、美容・健康分野(18)、住まい・清掃・建設分野(11)、ファッション分野(9)などがそれに続いた。

 ここ数年の間、ブラジル国内では小売りなどの販売拠点の閉鎖率が大きくなっているにもかかわらず、フランチャイズ市場はいまだに成長軌道に乗り続け、独立・起業を考えている人にとっての主要な選択肢の一つであり続けている。同協会によれば、ブラジル全国のフランチャイズチェーンの店舗数は16年末時点で14万2593店と、15年末時点に比べて3.1%多かった。また、フランチャイズチェーンの店舗は全国の5570市のうちの2321市(42%)に存在し、16年の業界全体の売上高は15年比8.3%増の1510億レアル(約5兆2850億円)に達した。

 なお、現時点においては店舗数は14万2673店にまで増え、そして、フランチャイズチェーンの構築・設置を専門とするコンサルティング会社のリッツォ・フランチャイズ(Rizzo Franchise)によれば、フランチャイズブランドの数は3200を超えている。

◆今年第1Qはホテル・観光が大幅増収

 ABFが公表した17年第1四半期の報告書によると、今年1~3月の業界全体の売上高は368億9000万レアル(約1兆2911億円)と16年同時期を9.4%上回った。

 分野別では、売上高そのものは食品分野が99億3500万レアル(前年同期比5.5%増)で最も大きかったが、16年第1四半期に対する伸び率はホテル・観光分野が30.8%と最大だった。ホテル・観光分野の16年第1四半期の売上高は15年同期比15%減の19億7700万レアルと大きく沈んだが、17年第1四半期には回復し25億8600万レアルに達した。ほかには、売上高が69億1400万レアルと食品分野に次いで大きかった美容・健康分野が17%増、清掃・メンテナンス分野が16%増とそれぞれ二けたの伸びを見せた。

 なお、ABFが統計上分類している11分野の中では唯一、エンターテインメント・レジャー分野だけが16年同期比2%減とマイナスを記録した。

 同報告書によると、店舗形態は路面店が圧倒的に多く、17年第1四半期時点ではフランチャイズ店舗全体の65.9%を路面店が占めた。ショッピングモール内のテナントは23.0%、ホームオフィスは5.3%、スーパーマーケット内のテナントは3.6%だった。

2017年6月24日付け

サンパウロ新聞

最終更新:6/27(火) 2:22
サンパウロ新聞