ここから本文です

水難事故死が全国最多46人 県警昨年まとめ

6/27(火) 5:00配信

北日本新聞

 県内の昨年1年間の水難事故による死亡者数は46人に上り、大阪府と並んで全国最多となったことが県警のまとめで分かった。用水路での死者が18人で最も多く、次いで河川、海と続いた。今年もアユ釣りが解禁されて間もない今月22日に、富山市で釣り人2人が流されて1人が死亡、1人が行方不明になっている。水の事故が増えるシーズンを迎え、県警が注意を呼び掛けている。

 県警によると、2016年は計49件の水難事故が発生し、46人が亡くなった。水難者52人のうち9割近くが死亡しており、水辺ではいったんトラブルが起きると、命に関わる事故につながりやすい。

 18人が亡くなった用水路での事故は、幅が狭く、水深が浅い小型の用水路でお年寄りが見つかるケースが多かった。稲作の盛んな県内では、小型用水路が毛細血管のように民家付近まで張り巡らされており、誤って転落する人がいるとみられる。県農村整備課は「小型用水路の全長は相当な長さになり、全てに安全対策を講じるのは難しい。事故のないよう啓発活動を続けていく」と説明する。

 河川では15人、海では9人が死亡。5~9月に釣り人の事故が相次いだほか、8月には海水浴に来ていた男子専門学校生が溺れ、亡くなる事故もあった。

 今年に入ってからも、5月に富山市の四方漁港沖で男子大学生が死亡、6月に同市の神通川で男性1人が亡くなり、1人の行方が分かっていない。いずれも釣りの最中に流されたとみられる。

 水辺のレジャーシーズンが本格化する7~8月に、県警はパトロールを強化するとともに、天候に注意する▽危険な場所には近づかない▽ライフジャケットを活用する▽子どもだけで遊ばせない-などの注意を呼び掛けている。

北日本新聞社

最終更新:6/27(火) 5:00
北日本新聞