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繰り返す悲劇…“ヤ戦病院”の元凶

6/27(火) 11:30配信

ベースボールキング

白球つれづれ~第17回・迷走ヤクルト~

 「何千万、何億ともらっている選手がケガで休みっぱなし。助っ人までが二軍にいる。管理はどうなっているのか?」

 これ、巨人の話ではない。6月21日に行われたヤクルト本社および同球団の株主総会で飛び出した株主からの怒りの声だ。2年前にセ・リーグを制覇した真中ヤクルトが、奈落の底に沈んでいる。

 26日現在の成績は26勝41敗1分けの最下位。首位の広島からは実に16.5ゲーム差。これでは株主でなくても文句の一つも言いたくなるだろう。

今年も主力が相次いで離脱

 転落の原因は株主様のご指摘通り。主力の大半が故障で戦列を離れているのだから戦う以前の問題である。以下に主な故障者を列記する。

【ヤクルト・主な離脱者】
バレンティン 右太もも裏内側肉離れ
畠山和洋   左ふくらはぎ肉離れ
川端慎吾   椎間板ヘルニア
中村悠平   右大腿骨骨挫傷
小川泰弘   左内腹斜筋肉離れ
山中浩史   下半身の張り


 ちなみに、この6選手だけで総年俸は約8億円(金額は推定)。エースはいるし、4番打者もいる。チャンピオンに輝いた2015年の首位打者も、打点王もいる。

 今年に限ったことではないが、このチームはとにかく故障者が続出する。過去の投手陣だけを見ても古くは伊藤智仁や川崎憲次郎、荒木大輔らから、現役では館山昌平を筆頭に由規、村中恭平などの長期離脱組が目につく。

 投手の場合は肩や肘の故障から来るもので、個人差もあり一概に比較は難しいが、毎年のように主力野手が前線から離れていては監督の真中満も手の施しようがないのが現状だ。

もう少し今季の惨状を検証する。チーム打率.239、同防御率3.93は共にリーグワースト。これでは当然ながら個人成績を見ても打撃部門で気を吐いているのは雄平くらいで、スーパースターの道を順調に駆け上がると見えた山田哲人は現在打率.215のどん尻。

 投手部門でも、新外国人のブキャナンが防御率2.60で全体の6位につけているものの、次の成績がベテラン・石川雅規の同4.89でこちらも規定投球回到達者のどん尻。つまり、故障者が続出の上に残った部隊のエースと主砲がマラソンレースで言えば最後方を走っているのだから目も当てられない。

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