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住民が先生、林業教わる 廃校舎で交流授業

6/27(火) 16:46配信

紀伊民報

 和歌山県田辺市龍神村東、上山路小学校(松本晃一校長)は26日、廃校となった丹生ノ川小学校の体育館で「第6回丹生ノ川交流授業」を開いた。5年生12人が、地元住民から昔の林業の話を聞いたり、体操の授業や鼓笛の演奏をしたりした。


 丹生ノ川小学校は1989年に廃校となったが、交流授業を通じて子どもたちと地域住民の交流を図ろうと、2012年度から取り組んでいる。

 地元の丹生ノ川地区と殿原地区を中心とした高齢者と児童の保護者ら計約30人が出席。1時間目の授業は体育で、児童が長縄跳びの回数で記録更新に挑戦。マット運動や組み体操もして体育館に児童の元気な歓声が響いた。

 2時間目は児童が鼓笛の演奏と、昔の林業の様子や暮らしを声に出して表現する群読をし、龍神に伝わるきこりの歌も披露した。上山路小と丹生ノ川小の各校の校歌も歌った。

 3時間目は、林業をしていた丹生ノ川の深瀬文宏さん(78)が先生となり、授業が行われた。児童は住民らと一緒に席に着き、メモを取りながら熱心に話に耳を傾けた。

 深瀬さんは、木を切り出すときの様子を語り、大きなのこぎりなど山仕事で使う道具を見せて説明。「盆時季の下刈りは暑くて1日5リットルの水を飲んだが、塩気が体外に出て手が引きつってきた」などと話した。

最終更新:6/27(火) 16:46
紀伊民報