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生産、3カ月ぶり上方修正 北陸財務局

6/27(火) 1:55配信

北國新聞社

 北陸財務局は26日、北陸三県の生産活動について「緩やかに拡大している」とし、5月の「拡大しつつある」から判断を引き上げた。ジェネリック医薬品(後発薬)の旺盛な需要を背景に医薬品メーカーで増産の動きが目立ち、「化学」の判断を「拡大している」に上方修正した。スマホ向けで好調を維持する電子部品と並び、医薬品がものづくりの勢いをけん引している。

 生産判断の引き上げは、表現に「拡大」の文言を初めて用いた今年3月以来となる。景気の総括判断は「回復している」で24カ月連続の据え置きとなった。

 生産のうち、化学は「高水準の生産を続けている」から上方修正された。吉岡健一郎局長は「医薬品メーカーではもともとフル生産の状況が続いていたが、新ラインの稼働で生産能力がさらに拡大している」と説明した。

 北陸の4月の鉱工業生産指数(2010年=100)をみると、化学は190・6と過去最高を更新した。最もウエートの高い「電子部品・デバイス」も188・9と高い水準を維持し、工作機械や建機を含む「はん用・生産用・業務用機械」は139・0と上昇基調にある。

 一方、個人消費の判断は「回復している」とし、5カ月連続で変更しなかった。4月の百貨店・スーパー販売額は前年同月比1・7%増となったが、吉岡局長は「プラスとマイナスを行ったり来たりしており、力強さに欠けている」と指摘した。

 ホームセンター販売は「堅調」から「前年並み」に下方修正された。4月は熊本地震に伴って防災グッズの需要が伸びた昨年の反動で売り上げが前年比マイナスとなった。

北國新聞社

最終更新:6/27(火) 1:55
北國新聞社