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債券上昇、2年入札順調で買い優勢-中長期金利が約3週間ぶり低水準

6/27(火) 8:05配信

Bloomberg

債券相場は上昇。中長期債利回りは約3週間ぶりの水準に下げた。前日の米国金利低下の流れを引き継いだことに加え、この日実施の2年債入札が順調な結果となったことを受けて、利回りが上昇傾向にあった中期ゾーンを中心に買いが優勢となった。

27日の現物債市場で2年物国債の377回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.12%と7日以来の水準まで下げた。新発5年物132回債利回りは1bp低いマイナス0.09%と9日以来の低水準。長期金利の指標となる新発10年物347回債利回りは横ばいの0.05%で推移し、2年入札後に7日以来となる0.045%に低下した。

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「2年債は流通利回りが昨年11月の指し値オペのマイナス0.09%に近づいていたので下値不安があまりなく、入札は強い結果だった」と指摘。「きょうは最近の金利上昇を受けたショートカバーも出ているようだ」と述べた。

長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比1銭高の150円50銭で取引を始め、午前は150円56銭まで上昇。入札結果を受けて買いが一段と強まり、150円62銭とこの日の高値で取引を終えた。

一方、超長期ゾーンは上値の重い展開が続いた。新発20年物161回債利回りが横ばいの0.56%、新発30年物55回債利回りは0.5bp高い0.81%で取引を始め、0.805%に戻した。

26日の米国債市場では10年債利回りが1bp低い2.14%程度で引け、27日の時間外取引で2.13%まで低下した。5月の米耐久財受注が市場予想より減少し、米国景気の先行きに懸念が強まった。

2年債入札

財務省がこの日実施した2年利付国債(378回債)の入札結果は、最低落札価格が100円40銭5厘と市場予想100円39銭を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は前回5.06倍を上回る6.79倍と、2014年1月以来の高水準。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は1厘と、前回6厘から縮小した。

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最終更新:6/27(火) 16:04
Bloomberg