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日本株は小幅続伸、米住宅堅調と商品高-資源や輸出堅調、金融は重し

6/26(月) 8:01配信

Bloomberg

26日の東京株式相場は小幅続伸。米国住宅市場の堅調や国際商品市況の上昇が好感され、鉱業や非鉄金属など資源株、電機など輸出株、化学など素材株が堅調だった。半面、米イールドカーブのフラット化などが嫌気され、保険や銀行、証券など金融株は安く、株価指数の上値を抑えた。

TOPIXの終値は前週末比0.87ポイント(0.1%)高の1612.21、日経平均株価は20円68銭(0.1%)高の2万153円35銭。

アセットマネジメントOne運用本部調査グループの中野貴比呂ストラテジストは、「現在は大きなイベントを通過し、次の材料待ちの状態」とした上で、米国株は「経済指標だけでみると、下にいく可能性が高いものの、企業業績がしっかりしていることで高値圏で堅調。日本株はその米国株に引きずられている」との見方を示した。

米商務省が23日に発表した5月の新築一戸建て住宅販売は、年率換算で前月比2.9%増の61万戸とエコノミスト予想の59万戸を上回った。住宅価格も過去最高水準となり、低価格帯での供給がタイトな状況となっていることが示された。シティグループの米経済サプライズ指数は、マイナス幅が1.5ポイント縮小。同日の国際商品市況は、ニューヨーク原油が続伸、銅など金属市況も上げた。

東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは、「原油市況は3週間戻って5週間下げるサイクルを繰り返している。テクニカル面で足元は戻り局面に入っており、1バレル=46ドル程度まで戻ってもおかしくない」と予想。商品市況全般も、「テクニカル的な反発局面に入っている」とみる。23日の米国株はエネルギー、テクノロジー株がけん引し、S&P500種株価指数が0.2%高だった。

資源セクターの堅調などが支えTOPIX、日経平均ともプラス圏で終えたが、一時はマイナス圏に沈むなど上値も限定的。金融セクターの弱さが響いた。23日の米国債は5年債と30年債の利回り差の朝方の拡大分が午後に帳消しとなり、イールドカーブは徐々にフラット化した。「市場は米景気の減速を予想し、イールドカーブのフラット化が激しくなっている。金融機関の収益の根源であるイールドカーブのフラット化は金融株にマイナス」と、東海東京調査の平川氏は言う。

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最終更新:6/26(月) 15:29
Bloomberg