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機体トラブルで緊急着陸… 畑岡奈紗はドタバタ会場入りから思わぬ幸運

6/28(水) 7:50配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

◇海外女子メジャー第2戦◇KPMG女子PGA選手権 事前情報(27日)◇オリンピアフィールズCC(イリノイ州)◇6588yd(パー72)

【写真】憧れの宮里藍は子供にボールをプレゼント

憧れの舞台にようやくたどり着いた。最後の最後まで思わぬ苦労を強いられながら…。29日(木)開幕の「KPMG女子PGA選手権」でメジャー大会に初めて出場する畑岡奈紗は、シカゴまでの移動中、機体トラブルで足止めを食うアクシデントを経て会場入りした。

畑岡は前週の「ウォルマート NW アーカンソー選手権 by P&G」で予選落ちした翌日の25日(日)に、ツアーの賞金ランキング上位者(有資格者を除く)の資格で今大会への滑り込みが決定。喜び勇んで同日夕方にアーカンソー州の空港から、テキサス州ダラスを経由して、夜にはイリノイ州シカゴに入る予定だった。

しかし、ダラス行きの飛行機は、離陸後すぐにトラブルを検知。機内の気圧調整のシステムが壊れ、15分ほど飛んで途中のフォートスミス(アーカンソー州)という小さな町の空港に緊急着陸した。当地で約3時間待機し、ダラスについたのは深夜。ホテルで3時間ほどの睡眠をとって、26日(月)午前にようやくシカゴへと飛んだ。

「大変でした…。飛行機がなかなか飛ばないというのは今までにあったんですけど、別のところに降りるというのはなかったです。怖かったですし。(機内では気圧の変化で)耳がずっと“ボワー”っとなっていた」。会場に入ったのは同日午後。想定していた練習スケジュールも崩れて、不運を憂いたくもなった。

しかし、人間万事塞翁が馬、である。やっとの思いで到着したオリンピアフィールズCCのロッカーには、ちょうど練習ラウンド前の宮里藍がいた。「もし、今から回るんでしたらお願いします…!」。宮里は願いを快く受け入れてくれ、前週火曜日に続いて一緒にプレーすることができた。

4月のメジャー初戦「ANAインスピレーション」は直前の試合で出場権を逃したこともあり、待望だったメジャーの出場チケット。「今回もギリギリだったんで、ドキドキしていました。うれしいけれど、出るだけで終わらないように。結果を求めたいと思います」。難コースでつかむものがあれば、アドバイスをくれる藍先輩への報いにもなる。(イリノイ州オリンピアフィールズ/桂川洋一)