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「経済政策に軸足」 川勝知事、3期目へ抱負 静岡

6/28(水) 8:04配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 川勝平太知事は27日の記者会見で、7月5日から始まる3期目の抱負を述べた。知事選で公約に掲げた「危機管理」「福祉の充実」「豊かな暮らしの実現」に取り組む方針を挙げ、「実現のためには富をつくらないといけない。経済政策に軸足を移すことが大事」と本県の産業成長に力を注ぐ姿勢を示した。

 知事は「明確なビジョンをもって静岡県の富を増やしたい」と強調。セルロースナノファイバーに代表される新素材開発、情報技術を使い農業生産の向上を図るプロジェクトなど、県が先導して取り組む経済施策の推進に意欲を見せた。「中小企業を元気にすることが全体の底上げにつながる」と、中小企業への支援も掲げた。

 知事は自らの任期をホップ、ステップ、ジャンプになぞらえ、3期目を「富国有徳のふじのくにづくりの総仕上げと位置付けている」と話した。25日まで17日間の選挙戦を終えて、「体力も十分、気力も充実している。全身全霊で県民のために働きたい」と決意を語った。



  ■「実利へ 静岡市と協力」

 川勝知事は静岡市の田辺信宏市長との対立に関し「実利を上げていくために県と市が協力する。水を差すことをやってはならない」と述べ、関係改善に前向きな構えを見せた。

 25日投開票の知事選は川勝氏への批判票が新人の溝口紀子氏に集まり、静岡市葵区、駿河区では得票が溝口氏を下回った。この結果を踏まえ、「市民、県民の利益になることを進めていけば喜ばれる」などと、姿勢を改める必要性を重ねて強調した。

 静岡市を県都として各区に公選の区長と区議を置く「静岡型県都構想」を導入すべきとの認識は「変わらない」と言明。ただ、「私の意見は申し上げている。押し付けることはしない」とも付け加え、県と政令市のトップが二重行政の解消を協議する「調整会議」を開き、冷静に議論を進めたい意向を示した。



 ■各会派と「ノーサイド」 13年再選後にも

 川勝知事は選挙後の県議会各会派との関係について「常にオールサイド、ノーサイド」と表現し、いずれの党派にも偏らない姿勢を示した。

 知事は、知事選で支援を受けた県議会第2会派ふじのくに県民クラブの県議が選挙を迎えた時に応援に行くかを問われ、「分かりません」とはぐらかした。県議補選富士市選挙区で当選した伴卓氏(民進党推薦)と同伊東市選挙区の中田次城氏(諸派)の応援に入ったことについては「今回は(県議補選と)知事選が重なったため」と説明した。

 県議会最大会派自民改革会議との関係については「緊張関係はある。この緊張関係が建設的に議論されればいい」と述べた。知事は2013年の再選後にも「選挙は終わったらノーサイド」と発言し、選挙で対立した同会派との協力関係構築に意欲を示していた。



 ■「実利へ 静岡市と協力」

 川勝知事は静岡市の田辺信宏市長との対立に関し「実利を上げていくために県と市が協力する。水を差すことをやってはならない」と述べ、関係改善に前向きな構えを見せた。

 25日投開票の知事選は川勝氏への批判票が新人の溝口紀子氏に集まり、静岡市葵区、駿河区では得票が溝口氏を下回った。この結果を踏まえ、「市民、県民の利益になることを進めていけば喜ばれる」などと、姿勢を改める必要性を重ねて強調した。

 静岡市を県都として各区に公選の区長と区議を置く「静岡型県都構想」を導入すべきとの認識は「変わらない」と言明。ただ、「私の意見は申し上げている。押し付けることはしない」とも付け加え、県と政令市のトップが二重行政の解消を協議する「調整会議」を開き、冷静に議論を進めたい意向を示した。

静岡新聞社