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円楽 落語芸術協会に加入 落語界“統一”へ一歩

6/28(水) 5:59配信

デイリースポーツ

 落語家・三遊亭円楽(67)が27日、都内で行われた落語芸術協会(芸協)の総会に出席し、客員として同協会へ加入することが承認された。五代目円楽一門会に所属したまま単身で加入する異例の形。「落語というものに恩返ししたい」と語り、将来的には協会同士の垣根も取り払いたい意向であることを明かした。また、芸協の桂歌丸会長(80)が続投することも承認された。

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 円楽は総会で、「他意はございません。いろんな意味でお世話になりますので、よろしくお願いします」とあいさつし、拍手で承認を受けた。芸協加入により、円楽は、これまで一門が原則として出演できなかった寄席の定席(東京・上野の鈴本演芸場、新宿末廣亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場)に出演することが可能となった。

 総会後には歌丸とともに会見。「これで歌丸師匠の代演もスムーズにできますよ」と笑わせた。2年ほど前には五代目円楽一門会全体での加入を申し入れ、拒否されていただけに、念願かなった喜びがあふれた。一門からの反発もなかったという。

 円楽が芸協に加入することで、現在4つに分かれている落語団体に風穴が開いた。円楽は「自分の名前、持てる力で、落語というものに恩返ししたい」と宣言。「みんな1つになればいいと思う」と将来的には協会同士の垣根を取り払いたい意向を明かした。

 足がかりとなったのは日本テレビ系の演芸番組「笑点」だった。芸協副会長の三遊亭小遊三(70)も出演しているだけに、楽屋でスムーズに“談合”。小遊三が仲介役となって円楽加入が決まった。

 会長の歌丸も「大変ありがたい」とし、「大変なプラスですよ。ただ、給金は安いですけどね」といつもの軽口で歓迎した。歌丸の芸協会長続投も決定。「本当は替わってもらいたいんだけど」と笑わせるなど、和やかな雰囲気だった。