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「睡眠は7~8時間がよい」「中高年は眠りが浅い」、定説を活動量計で実証

6/28(水) 15:10配信

MONOist

 フィットビット・ジャパンは2017年6月9日、運動と心拍数記録機能を搭載した同社のリストバンドが、浅い睡眠/深い睡眠/レム睡眠の各睡眠ステージの時間を正確に記録する能力を備えていることを確認したと発表した。また、睡眠に関する膨大なデータを分析し、睡眠研究者間での定説を裏付けた。

 従来の睡眠研究では、7時間以下の睡眠はレム睡眠を減少させ、短期記憶や細胞再生、感情制御への影響を引き起こす可能性があるとしている。

 同社は、延べ40億件以上にのぼる睡眠の測定を続け、睡眠ステージに関する数百万件のデータを分析した。その結果、睡眠時間が長くなると深い睡眠とレム睡眠が増え、睡眠7~8時間の際にこの2つの睡眠ステージを合わせた時間が占める割合が最も高くなることが判明。深い睡眠は、細胞の再生や成長ホルモンの分泌など健康において重要な要素だが、7時間以下の睡眠は、全体の睡眠時間に占める深い睡眠とレム睡眠の割合を低下させることが分かった。さらに、睡眠が5時間以下になると、夜が始まる時間帯で深い睡眠の割合が低下する。

 世代ごとの睡眠パターンについては、13~22歳の睡眠が最も長く、一晩に平均6時間57分となっており、深い睡眠が占める時間の割合は17%だった。平均睡眠時間が最も短いのは52~71歳で平均6時間33分。深い睡眠の割合は13%となっている。

 深い睡眠の時間は年齢を重ねるにつれて減少し、20歳では平均17%だが、70歳になると12%まで低下する。また、女性の睡眠時間は男性よりも一晩あたり平均25分長く、レム睡眠の割合が高い。この違いが50歳前後の世代ではさらに広がる。

 これまでの睡眠研究で、多くの人は一晩あたり50~60%の時間を浅い睡眠、10~15%を深い睡眠、20~25%をレム睡眠に費やしていることが判明している。同社の分析によると、年齢や男女の違いに応じて睡眠サイクルは異なるが、30日間の平均を取るとほとんどの人が性別と世代に応じた睡眠パターンの範囲内に該当することが確認されている。

最終更新:6/28(水) 15:10
MONOist