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【香港】本土への投資、相互取引より従来制度継続も

6/28(水) 11:30配信

NNA

 英金融大手スタンダード・チャータード銀行がこのほど発表した最新リポートによると、既に中国本土に投資している投資家の30.8%が、将来的な投資に既存の適格海外機関投資家(QFII)制度や人民元適格海外機関投資家(RQFII)制度の利用を続けると答えた。株式相互取引(ストック・コネクト)を利用するとの回答は22.3%にとどまった。27日付サウスチャイナ・モーニングポストが伝えた。
 深センと香港の株式相互取引「深港通」の導入に伴い、回答者の61.1%が中国A株への投資を続けると回答。38.9%は投資を加速すると答えた。一方、本土と香港間の債券相互取引「債券通」が導入されたら利用するつもりだとの回答は27.4%にとどまった。
 スタンダード・チャータード銀行(香港)の北東アジア・大中華圏証券サービス部門の責任者であるバーナビー・ネルソン氏は、「新しい投資ツールができたからといって利用するとは限らない。従来のQFIIから簡単に切り替えられる方法がなければ切り替えはしない」と分析。既に本土に投資している海外投資家は、切り替えが面倒でコストがかさむ可能性もあるため、QFIIやRQFIIの利用を続ける可能性が高いと指摘した。
 調査は3月、米国や英国、香港、シンガポール、日本のトレーダー、資産管理者、最高経営責任者(CEO)など900人を対象に実施した。

最終更新:6/28(水) 11:30
NNA