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卓球中国トップ3のボイコット騒動が日本勢に与える影響

6/28(水) 11:00配信

東スポWeb

 前代未聞のボイコット騒動は、日本選手にも影響しそうだ。25日まで行われた卓球の中国オープン(成都)で、リオデジャネイロ五輪男子シングルス金メダリストで世界ランキング1位の馬龍(28)らトップ3が大会を途中棄権。中国のみならず、世界の卓球界を揺るがしている。

 3選手は大会期間中の23日に短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」で「今は戦えない。劉国梁が恋しい」と書き込み、試合を棄権した。劉氏とは中国代表の総監督で、長年現場で強化にあたっていた。しかし20日の人事で中国卓球協会19人目の副会長に就くことが発表された。背景には中国体育総局内の権力闘争があると噂されており、3人は猛反発した格好だ。

 中国の国家体育総局は「卓球協会に調査と厳重な処分を求める」と激怒。3人の書き込みはすぐに削除され、謝罪文が掲載された。過去には国際大会出場を取りやめた女子選手に出場停止処分を下したこともあり、厳罰は必至。また、国際卓球連盟(ITTF)も26日に異例の声明を発表し「卓球のイメージを損ねた。あらゆる制裁を検討中。調査を継続している」とこちらもおかんむりで、出場停止を含めた処罰は避けられないだろう。

 一方で、世界最強の中国トップ3が国際大会から姿を消せば、日本選手が勝つ可能性は高まるものの、大会のレベル低下は避けられない。張本智和(14=エリートアカデミー)ら「打倒中国」を掲げて2020年東京五輪を目指している選手の強化にも多大な影響を及ぼしかねない。

 日本男子の倉嶋洋介監督(41)は「中国選手と戦って成果を出したいと思っているし、残念な気持ちのほうが大きい。早く復帰してもらいたい」と話していたが、卓球王国の大騒動の余波は世界にも広がっている。

最終更新:6/28(水) 12:47
東スポWeb