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被告に懲役17年判決、責任能力認める 伊豆の国・放火殺人

6/28(水) 7:50配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 伊豆の国市で2015年6月、民家に放火し殺人と殺人未遂、現住建造物等放火などの罪に問われた同市原木、無職の男(74)の裁判員裁判判決で、静岡地裁沼津支部は27日、被告に懲役17年(求刑懲役18年)を言い渡した。

 斎藤千恵裁判長は判決理由で「2人を死傷させた結果は極めて重大」と指摘。争点だった被告の殺意の有無に関しては、火災の発生時刻や夜間に時限発火装置を設置したことなどを踏まえ、「死ぬ危険性が高いと十分認識していたのは明らか」として殺意を認定した。犯行時の責任能力についても「計画性や一貫性、動機などを考慮すれば、善悪の判断に従って行動をコントロールすることができていた」と完全責任能力を認め、いずれも弁護側の主張を退けた。

 判決によると、被告は同年6月11日、金銭トラブルから同市韮山韮山の70代女性方で生活する男女4人を殺害する目的で放火して住宅1棟を全焼させたほか、女性の長男=当時(46)=を焼死させ、女性にもけがをさせた。

静岡新聞社