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日本ハム・大田の古巣巨人への気配りは父親譲りだった

6/28(水) 11:00配信

東スポWeb

【赤坂英一 赤ペン!!】最近、巨人のファームが明るい。二軍は楽天と首位を争い、三軍も大幅に勝ち越して15以上も貯金がある。先日、ジャイアンツ球場での練習でファーム首脳陣と久々に顔を合わせた一軍の村田ヘッドも「下は頑張っとるな。上は、もがいとるよ」と苦笑いしていた。

 そんなファームの一番の話題といえば、一軍の低迷ぶりを別にすると、相も変わらぬ日本ハム・大田泰示の活躍ぶり。リーグ戦再開後も早速9号本塁打を放ち、主砲・中田をも上回りそうな勢いだ。「それにつけても泰示らしいなと思うのがコメントの中身なんですよ」とチーム関係者が言う。

「ウチ(巨人)について聞かれると、泰示は必ず『感謝してます』とか『成長させてもらった』って言うでしょ。日本ハムに移籍した今でも、巨人時代に世話になった僕らに気を使ってるんですよ。彼が日本ハムのファンに愛されてるのは、ああいう律義さ、人の良さも大きいんじゃないかな」

 そういえば、6月10日の巨人戦でお立ち台に立った時もそうだった。「ファイターズ最高!」という決めゼリフを要求されながら、「今日は諸事情がありまして勘弁してください」と、やんわり断っていたものだ。

 私自身、かつての本拠地・東京ドームで2本塁打を放った5月12日のロッテ戦について、大田に「プロ入りして9年目で一番うれしかったのではないか」と聞いたことがある。すると、大田は「うーん…」と一瞬声を詰まらせ、こう答えた。

「まあ、一番ということはないですけど、でも、とても実り多い、すごく充実した一日を過ごせたかな、とは思ってます」

 一番と答えたら巨人の人たちに申し訳ない、と“忖度”でもしたのか。この気配りの徹底ぶりはどうやら親譲りらしい。

 昨年9月、巨人三軍が岡山県笠岡市で社会人と試合を行った時のこと。隣接する広島県福山市に住む大田の父親が、川相三軍監督を訪ねてきた。川相監督は以前、原監督とともに大田の結婚披露宴に出席している。そのお礼と日頃の指導への感謝を伝えるためだ。

「三軍だから息子の大田は来てません。それなのに、近いとはいえ、福山から笠岡まで来られたんですから驚きました」

 そう話す川相監督をはじめ、巨人では今も大勢の人たちが大田を応援している。巨人の一軍も、大田に負けないよう頑張らないといけない。

最終更新:6/28(水) 12:49
東スポWeb

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