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PTCジャパンが東京でパートナーイベント、IoTビジネスの拡大に拍車

6/28(水) 17:28配信

BCN

PTCジャパンが東京でパートナーイベント、IoTビジネスの拡大に拍車

桑原宏昭氏

 PTCジャパン(桑原宏昭代表取締役)は6月27日、東京・赤坂のビルボードライブ東京で、IoTパートナー向けのイベント「ThingEvent」を開催した。当日はPTCジャパンのIoTビジネスパートナーやパートナー候補企業から多くの人々が参加した。

 イベントの冒頭、米PTCでアジア太平洋地域統括責任者を務める桑原宏昭氏が登壇し、ビジネスのアップデートを紹介した。

 桑原氏は、「3年半前にAxeda、ThingWorxを買収し、その約1年後に、日本でIoTビジネスを本格的に開始した。現在までに、グローバルで1000社のお客様にIoTプラットフォームの『ThingWorx』を導入いただき、日本ではこの2年間で、40以上のお客様に採用していただいた。非常に大きな息吹と成長を感じている」と、パートナーに感謝の意を表した。

 また、先だって開始したインダストリアルIoT向けAR(拡張現実)ソリューション「ThingWorx Studio」のトライアルプログラムについて、「現在までに3000社以上のお客様がこのプログラムに参加している。ARがエンターテインメントだけではなく、ビジネスの世界で新しいイノベーションを起こし、ビジネスを変えていくことに役立てていただけると信じている」と話した。

 次いで、米PTC プラットフォーム事業部ディビジョナルバイスプレジデント兼ルーマニアカントリーマネージャのジョン・スチュアート氏が講演した。

 スチュアート氏は、「フィジカルとデジタルが融合してきている。2つの世界が一緒になることで、別々の世界では成しえなかった価値が生まれるのではと考えている。その一つがデジタルツインだ。PTCは、3DCADやPLMで培ってきた知見をIoTの分野で生かし、この2つの世界の融合を手伝うことができる」と強調。デジタル変革を、パートナーとともに推し進める考えを示した。

 IoTのビジネスについては、「当社にはThingWorxのブランドがあり、400社を超えるパートナーがいる。日本では日立製作所や日本システムウエアなどとパートナーシップを組んでいる」と話し、実際のIoTビジネス例として、ThingWorxの導入事例や協業事例を紹介した。

 続いて、米PTCのプラットフォーム製品部門から、プロダクトマーケティングシニアディレクタのケビン・フォスター氏と、エグゼクティブバイスプレジデントのマイケル・キャンベル氏が登壇した。

 フォスター氏は、「ThingWorxは、単にIoTのプラットフォームだけを意味するのではない。アプリケーションやサポートサービスも含めてThingWorxブランドだ」といい、「ThingWorx Navigate」「ThingWorx製造アプリケーション」「Developer Portal」「ThingWorx Marketplace」などを紹介するとともに、パートナーへのコミットメントとして、サブスクリプションに対応するツール類の提供や、育成・トレーニングの拡大などを行っていくと話した。

 また、キャンベル氏は今月提供を開始したThingWorxの最新版「ThingWorx 8」の新機能について説明。ThingWorx 8では、既存のクラウドインフラと連携する「ネイティブIoTクラウドインテグレーション」や、工場で利用されている150種類以上のプロトコルや数千種類のデバイスを接続する「ネイティブ産業用設備・装置接続」、工場内の設備を監視し、異常が発生した際にはアラートを上げるなどのアクションを起こす「ネイティブ異常検知」、ThingWorx Studioで「Microsoft HoloLens」用のデータを生成する「ネイティブMicrosoft HoloLens体験作成」といった機能を新たに提供する。「今後も、どのようなユーザーでも簡単に使っていただけるようなツールの提供やセキュリティの向上、パートナーや顧客のライセンスや使用状況の情報収集などができるように研究開発を進めていく」と語った。

 当日はこれらのプログラムのほか、PTCジャパンのパートナー企業による講演やパネルディスカッションなどが行われた。

最終更新:6/30(金) 18:26
BCN