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道路、遊具の損傷投稿 サイト開設、水戸市と茨城大が実験

6/28(水) 14:00配信

茨城新聞クロスアイ

水戸市と茨城大学は、道路の陥没や公園遊具の不具合について、市政モニターにスマートフォンで写真やコメントを投稿してもらう実証実験を進めている。電話での通報では場所の特定や損傷状態の説明が難しいが、スマホ投稿はGPSの位置情報を使うことから正確な場所の伝達が容易になる。アプリは使わず、専用サイトにIDとパスワードを使いログインして使う。


実験は今年1月にスタート。市政モニターと市長公室所属の市職員の計30人が登録メンバーとなっている。

「道路が陥没している」「公園の遊具に不具合がある」など市政モニターが写真を撮影しコメントを付けて投稿。この情報は担当部署に転送される。市の担当課が対応したらコメントを付けて投稿する。県道や国道など市管理でない場合は、市がそれぞれの管理者に報告する。

報告対象は道路や公園のほか、ガードレール、街路灯、誘導ブロック、放置自転車、マンホールのふたの不具合など。ただし、事故に直結する大きな損傷は電話で報告する。「実験段階でもあり、スマホ投稿を優先的に処理するわけではない」という。

茨城大工学部情報工学科の米倉研究室が開発したシステムを利用する。インフラ維持管理の効率化を目指し、「情報収集ツールを活用した市民協働のシステム研究」を進めている。日立市でも同様の実証実験をしている。

同大の担当者は「市民から市職員にとって、真に必要な情報が得られるようにしたい。また市民の協働意識の向上へ向けて、市民自ら課題を解決する仕組みを探りたい」と今後の課題を指摘した。

市情報政策課は「単なるスマホ投稿システムにとどめず、将来的にはICT(情報通信技術)を有効活用した市民協働のまちづくりを進めたい」と将来展望を定めている。  (清水英彦)

茨城新聞社