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プロ野球・鈴木翔太投手 地元で白星、壁破り成長 浜松

6/28(水) 8:28配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 満員の地元ファンの前に、正真正銘のプロ野球選手として帰ってきた。浜松球場で27日行われたセ・リーグ公式戦の中日-阪神。中日の鈴木翔太投手(聖隷クリストファー高出)が七回途中1失点で今季4勝目を挙げた。プロ1年目の2014年にドラフト1位の“お披露目”として同球場で初登板して3年。成長して凱旋(がいせん)を果たした。

 ヒーローインタビュー。大声援に包まれ、涙をこらえきれなかった。「いろいろあったので…。勝ててよかった」。言葉少なだったが、けがや故障に苦しみ、プロの壁を打ち破れなかった3年間の思いがこみ上げた。

 一軍生き残りへ背水の先発登板だった。最近の2試合は四球を連発して五回途中降板。今季は先発した試合で打ち込まれる場面はほとんどなかったが、突如制球難に陥る二面性に森繁和監督も「いい鈴木と知らない鈴木君がいる」と嘆いた。

 この日も七回途中で降板するまで毎回走者を背負った。四球も五つ。だが、ここから踏ん張ったのが成長の証しだ。被安打はわずか3本。外野に飛んだ打球もほとんどない。速球はほぼ130キロ台だったが、粘り強く阪神の強打者を抑えた。「結果はよかったが、四球は反省。次は任せられたイニングを投げきりたい」と鈴木投手。プロとして第一歩を踏み出したマウンドで、飛躍への二歩目をしるした。

静岡新聞社