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【ドイツ】独運輸省、新たな排ガス試験当局の設置を計画

6/28(水) 11:45配信

NNA

 独運輸省は27日、自動車の排ガス試験を実施する新たな機関を設置する計画を明らかにした。独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題で失墜した消費者の信頼を取り戻す狙いがある。ロイター通信が伝えた。
 新試験当局には自動車業界や関連省庁、消費者団体、環境団体が関与する。実際の道路での走行状況での排ガスを調べるもので、年に約70車種の試験を実施し、排ガスや燃費の結果を一般に公表して消費者が比較できるようにする。ただし、新型車の認可は従来通りドイツ連邦陸運局(KBA)が担う。
 同省はVWの問題が明るみに出てから29車種の排ガス試験を指示し、すでに19車種の試験が終了している。このうち17車種は問題がなかったが、米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)傘下の独オペルの「ザフィーラ」と独同業大手ダイムラーの「スマート・フォーツー」の二酸化炭素(CO2)排出量が基準値を超えていたと明らかにしている。「スマート・フォーツー」については再試験が必要という。
 VWの排ガス不正問題をめぐっては、独政府は排ガス問題に十分に対応しておらず、自動車業界と関係が密接すぎると批判を受けていた。欧州委員会は、自動車メーカーに制裁を科す権限を含めて欧州連合(EU)全域に対する監督を求めているが、独政府は車両の試験と認可はこれまで通り各国の権限とするよう働き掛けている。[環境ニュース][EU規制]

最終更新:6/28(水) 11:45
NNA