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「価値観」を軸にした広告クリエイティブ最適化へ、4社でコンソーシアムを設立

6/28(水) 10:03配信

ITmedia マーケティング

 AOI TYO Holdingsとアマナ、シナジーマーケティング、DICの4社は2017年6月27日、「価値観クリエイティブコンソーシアム(仮称)」を設立した。

ソシエタスによる日本人の行動の要因となる「価値観パターン」12分類

 同コンソーシアムでは、ビッグデータを統計的に分析することで日本人の価値観特性を把握することができるシナジーマーケティング独自の確率推定モデル「ソシエタス」を中核技術として採用。そこに各社の持つ技術やノウハウ、クリエイティブリソースを蓄積、共有して人間の「価値観」を共通の基準としてクリエイティブの最適化を目指す。各社の提供物は以下の通り。

 ソシエタスでは行動の要因となる「価値観パターン」で日本人を12の項目に分類している。これを活用することで、属性の違いにかかわらず性格や行動・嗜好の本質となる価値観で顧客やターゲットを明確に定義し、各社が持つクリエイティブリソースと価値観の組み合わせに関するデータ、そしてそのクリエイティブへの反応に関するデータを蓄積・共有する。併せて、各素材に適したキーワードやコピー、各社のノウハウ(例えば、アジア圏で好まれる色彩情報や価値観による素材の素材の嗜好情報など)も蓄積する。

 将来的には、価値観に合ったクリエイティブリソースの提案を行うシステムを共同で構築する。膨大なクリエイティブリソースからターゲットが高い関心を示すと思われる色彩・素材・イメージおよびそれらの組み合わせを提案するもので、クリエイターは、システムにより提案されたリソースをヒントにクリエイティブを仕上げることができる。

 従来のクリエイティブは、顧客やターゲットを理解した上で「共感」や「購買」を促すメッセージを届けるという考えの下で制作が進められてきた。しかし昨今では、消費者ニーズやライフスタイルの多様化などにより、より細分化されたターゲットを定義し、深く理解し制作に反映することが求められている。そこで、コンソーシアム参画4社はソシエタスをベースに、各社のクリエイティブリソースとノウハウを蓄積・共有することで、ターゲットの価値観を根拠としたクリエイティブの最適化を目指していく。