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阪神 今季ワースト5連敗で金本監督“渇”の入れ時

6/28(水) 16:36配信

東スポWeb

 2位の阪神が27日の中日戦(浜松)に1―3で敗れ、今季ワーストの5連敗。首位・広島とのゲーム差も最大の「6」に広がった。この日も深刻なのは打線で、再三の好機にも押し出し四球の1点のみ。目下、24イニング適時打なしという惨状が続いている。そんな中、金本知憲監督(49)はチームの停滞モードを意識してか、必死の“精神論”を展開しているのだが…。

 借金持ちのチームに苦杯をなめさせられたせいか、敗戦後は福留、糸井ら主力選手は軒並み無言を貫き、沈痛な面持ちでバスへと乗り込んだ。無理もない。この日は計8四球をもらいながら挙げたのはたったの1点。8回は無死一、二塁の好機で新人の糸原がバント失敗、二死二、三塁からは代打の代打・大和がフルカウントから見逃し三振に倒れるなど、拙攻のオンパレードでは勝てるわけがなかった。

 目下、打線は23日の広島戦途中から24イニング連続適時打なし。さぞや金本監督のはらわたも煮えくり返っているかと思いきや、そうではなかった。むしろ真逆で「今が一番底かな。一年のなかでこういう時期はどこのチームも絶対ある。今、それがウチに来ているだけ。そう思うしかない」と初の5連敗にもポジティブ発言に終始。さらには「バント失敗もあったりしたけど、ベンチも声がよく出ているし、下向いている選手はいない。みんな前を向いてやってくれている。そういう気持ちを持ってくれていると思うし(今後は)調子は上がってくると思う」と“精神論”を展開した。誰にカミナリを落とすわけではなく、最後までファイティングポーズを崩さないナインを褒めたたえた。

 今季初めてチームが苦境を迎えたのは確か。福留、糸井の主軸コンビが精彩を欠き“金本チルドレン”の中谷らもへばりが見えてきた。チーム内からは「今年、監督は去年のように円陣を組んでゲキを飛ばすとかが全くない。ここらへんで“喝”を入れてもらうのがいい。若い選手は去年より精神的にも成長しているので、より効果はあるはず」(球団関係者)と昨季、頻発された“円陣ゲキ”を求める声も出ていたほどだが、就任2年目の指揮官はチームの停滞モードを打破するためには、これらの“精神論”を加えたハッパの方が効果あり、と踏んだのだろう。

「打てないとき、勝てないときあるでしょ。そこで下を向かないこと。みんな前を向いて声も出ているし、前向きな気持ちも持ってくれているから」と何度も連呼した金本監督。球団は貧打解消に新助っ人ジェイソン・ロジャース内野手(29=パイレーツ3A)の獲得を決め、テコ入れを図っているが、それより重要なのは現有戦力の奮起。鉄人の“精神論ゲキ”が今後どう出るか。

最終更新:6/28(水) 16:36
東スポWeb

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