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エフエム仙台、35周年でタワレコとコラボ 「NO MUSIC, NO Date fm!」 /宮城

6/28(水) 21:04配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 今年開局35周年を迎える「エフエム仙台」(愛称=Date fm、仙台市青葉区本町2)が現在、「NO MUSIC, NO Date fm!」をキャッチコピーにした取り組みを展開している。(仙台経済新聞)

完成したポスター

 1982(昭和57)年12月1日に東北初の民放FMラジオ局として開局したエフエム仙台。1990年入社の同局アナウンサーで編成部長の井上崇さんは「リクエストの手段が電話からファクス、メール、SNSになり、録音機材もオープンリールテープからデジタルになった」と変化を振り返る一方、「双方向で受け手との距離が最も近いメディアであることはずっと変わっていない」と自負する。

 愛称の「Date fm」は1997年、15周年の企画で一般公募により付けられたもの。今回、35周年の企画に当たり社内アンケートやリスナーの声から「音楽」というキーワードが浮かび上がった。「若者の音楽離れといわれる昨今だが、その要因の一つにわれわれがしっかり伝えていなかったんじゃないかという反省がある」と編成部専任部長の澁谷彰一さん。東日本大震災の後に「音楽が聴きたい」というメッセージが多く寄せられたことも印象に残っており、「音楽をきちんと伝えることをもう一度やろう」と原点に立ち返った。

 そこで思い浮かんだキャッチコピーが「NO MUSIC, NO Date fm!」。「NO MUSIC, NO LIFE.」をコーポレート・ボイスと位置付けるタワーレコードに思いを伝え、コラボにこぎ着けた。「NO MUSIC, NO LIFE.」のポスターシリーズを手掛ける塩竈市出身の写真家、平間至さんに撮影を依頼。快諾を得て、同局パーソナリティーらを被写体にしたポスターを作成した。

 番組内では意識的に一曲一曲をしっかりと流し、「作品をクリエートしている人たちの代弁者となって、その背景や思いを伝える」(井上さん)ほか、各アーティストが影響を受けた「ルーツミュージック」を紹介。そのCDをタワーレコード仙台パルコ店(青葉区中央1)でコーナー展開し、リスナーに来店のきっかけを提供する。澁谷さんは「あらためてCDショップに足を運ぶとやっぱり面白い。まだ知らないアーティストもいて、試聴してこれはいいなという新たな出合いがある。そういう機会を提供できれば」と話す。

 井上さんは「今の時代は自分が好きな音楽をピンポイントで取りにいけるが、ラジオの良さは、流れた曲との突発的な出合いがあり、そこから興味が広がっていくところ。音楽好きの方はもちろん、学生の頃はラジオで情報を得てCDショップに行っていたが、社会人になって音楽に触れる機会が減ってしまったという人にもう一度、その楽しさを味わってもらうきっかけになれば」と期待を込める。

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