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【大井競馬・帝王賞】福永ケイティブレイブ、出遅れなんの鮮やか追い込みでG1初制覇

6/29(木) 6:05配信

スポーツ報知

◆第40回帝王賞・G1(28日・大井、ダート2000メートル・重)

 交流G1の第40回帝王賞は28日、大井競馬場のダート2000メートルでJRA7頭を含む16頭によって争われ、6番人気のケイティブレイブ(福永)が出遅れをはね返す鮮やかな追い込みを決めて、G1初制覇を達成した。2着は好位追走から一度は抜け出したクリソライト。1番人気のアウォーディーは3着に終わった。

 スタート直後にスタンドが大きくどよめいたのが、初のビッグタイトル奪取へのプロローグだった。先行して粘り込みを狙っていたケイティブレイブが大きくつまずいたのだ。オールブラッシュの先導に、やむなく後方から進めたが、「終わったと思った」というのが福永、そして目野調教師の本音だった。

 ところが、競馬はわからない。「落ち着いて走っていたし、リズムを守って最後の2ハロンだけ伸ばそう」と鞍上が腹をくくると、手応えは十分。4角では「いけるんじゃないか」に変わり、最後の直線で手綱を押すと、グイグイと伸びた。「すごくいい脚。目の覚めるような脚でした。自分の形でないともろかったのに…」。鮮やかな差し切り勝ちを興奮気味に振り返った。

猛烈追い込み この日は元Winkの相田翔子がイベントで、TCKのテーマソングを生歌で初めて披露。ユーイチはインタビューの中で、「小学校の時に初めて買ったCDが(Winkの)『淋しい熱帯魚』だったので、勝てたらいいなと思っていたんですよ」と言って場内を沸かせた。

 このあとは放牧に出さず、状態を見て次走について検討する。「新しい一面を引き出せて良かった。目野先生が来年定年ということで、この馬でG1をと思っていたので、それがきょう達成できてよかったです」と福永。まさに災い転じて福―。新しい戦法を身に付けたケイティブレイブとさらなる活躍が待っている。(春木 宏夫)

 ◆ケイティブレイブ 父アドマイヤマックス、母ケイティローレル(父サクラローレル)。栗東・目野哲也厩舎所属の牡4歳。北海道新ひだか町の岡野牧場の生産。通算成績は21戦7勝(うち地方8戦5勝)。通算獲得賞金は2億4792万8000円(うち地方1億9181万円)。主な勝ち鞍は兵庫チャンピオンシップ・G2(16年)、浦和記念・G2(16年)、白山大賞典・G3(16年)、名古屋大賞典・G3(17年)。馬主は瀧本和義氏。

最終更新:6/29(木) 20:08
スポーツ報知

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