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なぜ部下は上司に報告をしなくなるのか

6/28(水) 20:35配信

投信1

Aさん(40代・男性)は十数名の部下を抱える中堅サービス業の部長。彼は最近、部下のある行動に悩んでいるといいます。それは「部下が仕事を勝手に進めて報告しないこと」。

「独自の解釈と判断でルールを逸脱することもしばしば。他部署や取引先から直接私に相談がきて初めて知ることも多いのです。それで部下に状況を聞いて止めたり、アドバイスをすると『なんで止めるんですか!』と反発したり、委縮してしまったり。部下の反応も様々ですが、いずれにしても共通するのはさらに報告に来なくなってしまうところです。ますます手間がかかる案件が増えてしまって」(Aさん)。

Aさん自身、若手の頃から率先して仕事を進めるタイプだったこともあって、部下の自主性は尊重するように心がけているといいます。「進めていた話が途中で変わるとお客さまや関連部署にも迷惑がかかる。要所でズレや間違いが生じないように報告してほしいだけなんですが、何も言わないんです」。上司のこのような思いとは裏腹になぜ部下は報告しなくなるのでしょうか。

できるだけ負担を減らそうとする行動が裏目に?「上司が忙しすぎる」

Aさんのような組織の責任者は、組織が担うあらゆる業務、担当者に目配りしなければなりません。管理職になって現場の第一線から一歩引く人もいますが、状況に応じて出ていかなければなりませんし、中にはプレイングマネージャーとして現場の仕事を持ったまま組織管理を任される人もいます。

会議が多く不在がちなうえ、CCで入ってくるメールが捌き切れない量という上司も。その結果、部下からすれば「そもそも報告しようにもいない」「メールで報告したら見落とされた」というケースが生じます。また忙しさゆえのストレスが言動に出てしまった結果「いつもカリカリしていて話しかけるタイミングに気を遣う」「報告中も返事がぶっきらぼうでこわい」「上の空で全然聞いていない」など理由から足が遠のくということもあります。

トラブルに発展するケースばかりではありませんが「できるだけ上司の負担を減らそうとした結果なのに怒られた」という理不尽を感じる部下もいるようです。

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最終更新:6/28(水) 20:35
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