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ハイテク株軟調でNY株下落、イエレン議長発言に注目(27日)

6/28(水) 5:56配信

ロイター

6月27日火曜日-米国株式市場は主要3指数すべて下落です。ダウ平均の終値は98.89ドル安の2万1310.66ドル。S&P500種の終値は19.69ポイント安の2419.38ポイント。ナスダックの終値は、100.526ポイント安の6146.623ポイント。議会上院が医療保険制度改革(オバマケア)の代替法案の採決を米独立記念日7月4日祝日以降に延期したことを受けて、取引後半下げ幅を拡大しました。上院共和党のマコネル院内総務は、採決先延ばしの理由を上院共和党からの支持を増やすためとしています。これでヘルスケア株が下げました。そして、前日に引き続きハイテク株が売られ市場を圧迫しました。マイクロソフトは1.9%安。月間ユーザー数が20億人に達したフェイスブックも1.7%安。グーグルの親会社アルファベットも2.5%安で引けました。欧州連合(EU)欧州委員会はグーグルに対して、24億2000万ユーロの制裁金を課すと発表しました。その理由として、商品比較サービスのサイトを検索すると、他社よりも自社のサイトのほうが目立つよう表示したことをあげています。この日注目されたのはイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長のロンドンでの発言でした。このイベントの質疑応答で、イエレン議長は、2007年から2009年の金融危機以降に改革が実施されているため、金融危機が再びわれわれの時代に起きるとは想定していないとの考えを示しました。同じくロンドンで講演したフィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は、このところの軟調なインフレが一時的なものである公算が大きいことを踏まえると、FRBが年内あと1回の利上げを実施することは理にかなうとの見解を示しました。利上げの恩恵を受けるとされる金融株は堅調で、バンクオブアメリカは1.7%高、JPモルガン・チェースも0.9%高。ダウ平均の構成銘柄は全般的に軟調に引けました。下落したのは、ベライゾン・コミュニケーションズ、マイクロソフト、シスコシステムズなどで、上昇したのは、JPモルガン・チェース、ウォルマート・ストアーズ、ホーム・デポ、アメリカン・エキスプレスの4銘柄のみでした。ロイターの我謝京子がニューヨークからレポート。

最終更新:6/28(水) 5:56
ロイター