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一回も婦人科検診を受けたことがない20代女性がいたら是非読んでほしい、卵巣手術した時の話

6/28(水) 19:33配信

STORYS.JP

--- Yahoo!ニュース・ライフカテゴリに配信するメディアが多数ある中で、私たちのメディアからは、世の人々の暮らしをリアルに紐解くために、一個人の人生にスポットを当てて記事をお届けしたい。---

早期発見が命を救うことがある。誰もが知っていることだろう。でも、なかなか検査に行く気は起きてこない。
若いから大丈夫。体調も全然悪くないし、何より検診に行く時間がないし。

本日ご紹介するのは、25歳で友人の薦めをキッカケに婦人科検診を受けた女性が、緊急入院を告げられた話だ。
友人に薦められた時も、彼女は体の不調をほとんど感じていなかった。健康だけが自慢の自分、普段と変わらず元気にやっていた自分が、まさか入院するとは…。

以下、彼女の体験談をリアリティーを持って伝えるために、本人の手記をご紹介する。(一部編集)

まだ一回も婦人科検診を受けたことがない20代女性がいたら是非読んで欲しい、卵巣手術した時のお話。

2012年3月末、当時25歳の私は初めて産婦人科へ検診に行きました。
周りの友人が急に子宮頸がんとか言いだして、検診行った? とか聞かれて、答えがノーだと凄い勢いで受けなさいよと言われていた、なのに、なかなか行けずにいました。みんなも怖いよね? 正直未知の世界が怖かったし、病院好きじゃないし(好きな人いないか)、私はきっと大丈夫だろうと自負していました。そんな私が行こうと奮起した理由は、年内にインドネシアへ移住することを決めたから。
安心料を払うつもりで受診しに行ったのです。

子宮頸がんとかエコーとか細菌の感染とか膣洗浄も一通り丸々受けました。(というか勝手にされました)
全部で13,000円弱だったと思います…。そして二週間後、4月中旬検査結果が出ました。

女医さん
「あなたは、子宮内膜症、右卵巣チョコレート膿腫です」

「生理痛がひどいのはこの内膜症のせいです。子宮内膜症は卵子を守るベッド以外のところに血が溜まって、生理の度に血の層が溜まり剥離を繰り返すから、無駄に月経血が多かったり、月経血剥離の際に子宮内を傷つけたりしてしまいます。これは痛いわ。ピルを服用して子宮を休ませてしまえばいいんです。卵巣チョコレートのう腫は、内膜症による月経血が卵巣に溜まる内膜症と同じで、付き合っていかなければならない病気で云々……!!」


「はい、分かりました。」

女医さん
「左卵巣に4センチ程の影が見えますよ。紹介状を書いてあげますからMRIで精密検査してください。」


「はい、分かりました。」

後日、撮影したMRIの画像が産婦人科に送られ、検査結果を聞きに行くと例の影は右卵巣奇形腫約8センチであることが発覚。奇形腫は脂肪や髪の毛、ひどい人は歯が生えてきたりします。薬で抑えることが出来ず、また、必ず少しずつ大きくなっていく為、遅かれ早かれ手術が必要です。


「え、手術するんですか?」

女医さん
「あなたこれが10センチ以上だと卵巣全摘出なのよ! 8センチで早期発見できたあなたはラッキーなんだから! 痛みも自覚症状がないから気づかずに生活していて卵巣破裂で緊急手術だったり、腫瘍の重みで卵巣が一回転して空気が通らなくなって卵巣が腐ったり。出血多量で亡くなったりすることだって云々……!!」


「もしかして入院ですか?」

女医さん
「当たり前でしょう!」

という訳で、点滴だってしたことないのが自慢の健康優良児だった私が何の自覚症状もないまま、人生初入院!
病院は想像以上に暇で、そもそもこんなに元気なのに入院とか意味が分からなかった。

24時間断食をして、いよいよ明日は手術日。

手術室に入ったら何故かLADY GAGAが流れていて、手術台に乗せられても鼻歌かます余裕っぷり。
麻酔科の先生(イケメン)が現れて、

麻酔科医
「今から10まで数えます。全身麻酔の薬が入ったら苦いですけど呼吸続けてね~」

1, 2, 3…ぐらいで白目向いて気が付けば自分の病室に戻っていた。
私が怖かったのは麻酔が醒める時。私の場合はすごく寒くて、芯からガクガクきて怖かった。ずっと付き添ってくれていた家族の手が本当に暖かくて、これを離したら死んでしまうと思って必死に握ってた。

事の重大さに気づいたのは完全に麻酔から醒めた時。
全身繋がれていて、身体の自由がきかない。機械に囲まれていてトイレにも行けない。

「私ってそんな病気だったの!?」

元中高陸上部、決して花を咲かせることはなかった6年間でしたが、無駄な筋肉とここぞという時の体力には自信がありました。
まさか寝返りをうつためにナースコール押さねばならないとは…。力が入らない足に筋肉を運動させてくれるマッサージ機がつけられ、いつ排出しているかも感覚がない尿の管は、悔し泣きものでした。

看護師さん
「おトイレに行く時は呼んで下さいね! 付き添いますからね!」

と言ってもらいましたが、30分かけて一人で行きました。
担当医に「明日までにはこれが出来るように」とリハビリ目標を告げられると、今日中に「できました!」と言いたいスーパー天邪鬼ぶり発揮で順調に回復。腸も動くようになり固形物が食べられるようになりました。

簡単な手術で、入院たったの5日間。
傷口(おへそと下腹部計4つの穴があるだけです)も今の技術じゃ残らないって(私まだあるけど数年かけて消えるらしいです)

インドネシア移住の話がなかったら、私はきっと妊娠発覚まで産婦人科には行かなかったと思います。それを考えると、ぞっとします。
友人には「間違いなくお前は生かされたんだ」と言われました。
人間何かしらこじつけたがるもの、でも私は今健康体で生きていられること、この人生に与えられたキッカケに心から感謝しています。
「命、大事に。」です。
自分の身体、分かっているようで分かってなかったんだと猛反省。
何か身体が発信してる信号ありませんか?無視していませんか?
この奇形種は30人に1人持ってるらしいです。

この記事読んで、ビビっときた方は是非。何かのキッカケかもしれません。
検診に行ってみてください。産婦人科は気分いいもんじゃないけどね。

━━「まだ一回も婦人科検診を受けたことがない20代女性がいたら是非読んで欲しい、卵巣手術した時のお話。| STORYS.JP」から引用

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念には念を。体は資本だ。あなたも検診に行ってみてはどうだろうか?

最終更新:6/28(水) 19:33
STORYS.JP