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自民十和田市支部、江渡氏に出馬要請 党内の動き活発化

6/28(水) 10:42配信

デーリー東北新聞社

 自民党十和田市支部(丸井裕支部長)は27日、市内で役員会を開き、衆院青森2区の現職江渡聡徳氏に対し、次期衆院選で区割り変更後の新2区の候補者として出馬するよう要請した。青森県内での自民の候補者調整を巡っては、既に八戸市支部が現3区の大島理森衆院議員に新2区での出馬を要請。県連は、選挙のたびに候補を選挙区と比例代表で入れ替える「コスタリカ方式」の導入を28日、党本部に提案する方針だ。今後の調整が新1、2区を中心に進むとみられる中、党内の動きが活発化している。

 役員会では、衆院6期目で防衛相などを歴任した江渡氏について、国や県、十和田市にとって必要―として出馬を求める決議案を全会一致で決定。江渡氏の秘書に丸井支部長が決議文を渡した。

 衆院の区割りを改定する改正公選法の成立後、江渡氏は自らの選挙区を意識するような発言はしていない。お膝元である同市支部も「県連会長という立場上、動けないのだろう」と推し量り、当初は党本部の候補者調整が決定するまで見守る姿勢だった。

 一方、5月に青森市支部が新1区の候補者として、現1区選出の津島淳衆院議員の支援を決定。6月17日には八戸市支部が大島氏に出馬を要請していた。

 丸井支部長は役員会後の取材に、先行していた他支部の動きに触れ「十和田の党員からも江渡氏に地元選挙区から出てほしい、と望む声が強くあった」と説明。

 党本部が行う県連へのヒアリングの前に、支部の意思を伝えたいとの判断から、このタイミングでの決議に至ったとした。

 候補者調整については「党本部の決定に従う」としつつ、「面積の広い郡部の声を国政に届けてくれる、郡部で育った江渡氏のような政治家が地元には必要だ」と訴えた。

 江渡氏は都内での本紙取材に、出馬要請について「地元の思いはありがたい。ただ、県連会長の立場としてこれ以上は話せない」と述べるにとどめた。

デーリー東北新聞社