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市民救命士が友人を救う 講習の知識生かし

6/28(水) 14:45配信

両丹日日新聞

 京都府福知山市消防本部(鈴木秀三消防長)は27日、長田段の自宅で心肺停止状態となった69歳の男性に適切な救命処置を行い、命を救ったとして、同自治会に住む大西正光さん(59)、吉良雅裕さん(61)、芦田広之さん(54)の3人に感謝状を贈った。

 大西さんは5月14日朝、田植えを手伝うために集合場所となっていた男性宅を訪れたが、声をかけても男性が家から出てこなかった。そこへ、男性宅前の畑で作業をしていた吉良さんが、数分前に男性が家に入る姿を目撃したことを伝えた。

 不審に思った大西さんが男性宅に入ったところ、食堂で倒れている男性を発見。すぐに胸骨圧迫を始めたが、一度玄関先へ戻り、吉良さんへ119番通報を依頼。ほどなく芦田さんも田植えの手伝いに訪れ、異変に気づいて気道確保するなど応急手当てを手伝った。

 このあと、吉良さんの誘導で救急隊が到着して処置を引き継いだ。救急隊の処置中に自発呼吸、心拍が再開し、男性は後遺症もなく社会復帰することが出来た。

 大西さんは「大事な友人でもあったので、何が何でも助けなあかんと必死でした。頭より体が動きました」と振り返る。

 贈呈式は東羽合の消防本部で開かれ、鈴木消防長が感謝状を手渡して「3人の迅速で的確な行動のおかげで市民の命が救われました。ありがとうございます」と感謝を述べた。

 3人は、3時間の救命講習を受けることで得られる市民救命士の認定を受けており、「少しでも知識があったので、対処することができたのだと思います」と喜んでいた。

 市では「めざせ!『救命の絆』世界一のまち」事業を展開して受講者を募っており、1世帯に1人の救命士を目標にしている。現在は約3万人の市民救命士がいる。

両丹日日新聞社

最終更新:6/28(水) 14:45
両丹日日新聞