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倉敷市官製談合事件、市職員容疑認める 社長も、飲食共にする写真存在

6/28(水) 8:20配信

山陽新聞デジタル

 倉敷市発注の公民館修繕工事を巡る官製談合容疑事件で、逮捕された同市公有財産活用室主任(41)=岡山県早島町若宮=が、県警の調べに対して容疑を認めていることが27日、捜査関係者への取材で分かった。公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕された配管工事業「こうげ」(同市西阿知町)の3人のうち、社長(41)=同市中島=も容疑を認めているという。県警は双方の具体的なやりとりを調べている。

 関係者によると、主任は現部署に配属された2015年4月以前に「こうげ」側と知り合い、飲食を共にしていた。主任と社長を含む数人が飲食店で一緒に納まった写真も存在するという。

 逮捕容疑は、主任は5月31日に行われた倉敷西公民館(同市八王寺町)の空調修繕工事の一般競争入札で、予定価格などを社長らに事前に漏らすなどした疑い。社長ら3人は情報を基に契約を結び、公正な入札を妨害した疑い。

 倉敷市などによると、主任は日ごろ、市有施設の修繕費の積算業務などに当たっていたが、逮捕容疑の工事は担当外。予定価格をはじき出すための設計積算などは部署内のパソコン共有ファイルや書類で保存しており、部署内の職員は知る立場にあった。

 ただ、同工事の予定価格を最終的に上司が決裁したのは入札2日前の5月29日。主任は同26日に早退後、体調不良を理由に休んでおり、県警は情報入手の詳しい経緯や便宜を図った見返りの有無などを慎重に調べている。