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「金髪オッケー!」KDDIエボルバがミュージシャン社員を集める理由

6/28(水) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

夢を追いかけながら働きたい。「ライスワーク」で生計を立てつつ好きなことで食べていく道を追求したいー 。

【画像】KDDIエボルバの中澤雅己社長(中央)は、本気で社員の音楽活動を支援している。

そんな社員を社長自らプロジェクトを立ち上げ、全面的に応援する会社がある。コールセンターや派遣事業を全国展開し、約2万3千人の社員を抱える、KDDIエボルバだ。KDDIグループ企業と連携し、全世界への音楽配信、カラオケチェーンの登録料を負担するなど、音楽活動と仕事を両立させている社員のサポートを打ち出している。自ら発案し指揮をとるトップの思いと、背景にある切実な理由を聞いた。

社長自ら「社員の才能を開花させる」直談判

「社員の才能を開花させるお手伝いを、会社としてしようじゃないか」

KDDIエボルバの中澤雅己社長がそう言い出したのは、昨春のことだった。全国36カ所にコールセンターを置くKDDIエボルバは、企業の「お客様センター」業務のアウトソーシングを請け負っている。

接客は電話越しで、顧客に顔を見せることはない。勤務はシフト制度で、時間の融通もきく。こうした業務形態もあって、そこで働く社員、中でも8割近くを締める契約社員たちは「紆余曲折あったかもしれないが、色々な経験をし、実にさまざまな才能を持った人がいる」 (中澤社長)。

高学歴でも正社員の道を選ばなかったり、イラストレーターやミュージシャン、俳優として活動していたり、意外な特技をもっていたり。好きなことを追求した「夢」だけで食べていくことは難しい。そこで生計を立てるための「ライスワーク」として、KDDIエボルバを選んでいる社員が相当数、いるのだ。

社員アンケートから、実に1割弱が「アーティスト」志望であることに、中澤社長は注目した。2万人超えの会社で少なくとも数百人の「アーティストのタマゴ」がいる。

「うちで働くことで才能を開花させ、やがては実を結んでもらいたい」

まずは、アーティスト志望者の4割を占めるミュージシャンの支援をやってみよう。中澤社長は、同じKDDIグループ会社でアジア最大の音楽聞き放題サービスを手がけるKKBOXに、営業や企画担当の部下を引き連れ、直談判に行った。

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最終更新:6/28(水) 12:10
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