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三菱自ゴーン会長が水島初視察 「年40万台、フル稼働に」

6/28(水) 12:56配信

山陽新聞デジタル

 三菱自動車(東京)のカルロス・ゴーン会長(日産自動車会長)が28日来岡し、水島製作所(倉敷市水島海岸通)を初めて視察した。昨春発覚した燃費不正問題では、主力の軽自動車が一時生産停止に追い込まれた同製作所。ゴーン会長は「潜在的な生産能力は年40万台ある。軽と(小型スポーツタイプ多目的車の)RVRを成長させればフル稼働にできる」との見通しを示した。

 午前7時40分ごろ、岡山空港に到着し、同9時に水島入り。約300人の従業員を前に「3カ月にわたり生産を停止したが、よく会社を支えてくれた。(来年度に投入する)次期軽自動車は成功を確信している。高品質なものづくりに全力で取り組んでほしい」と激励した。

 車両溶接ラインでは、作業改善のアイデアを競う所内コンペで優勝した社員から、生産性向上の取り組みについて説明を受けた。視察後の取材でゴーン会長は部品メーカーとの関係にも触れ、「周辺のサプライヤーはとても大切だ。競争力があれば、仕事は増えていくだろう」と話した。

 午後は倉敷、総社市など11市町の首長らとの昼食会で意見交換した後、伊原木隆太岡山県知事と面談。岡山経済同友会、県商工会議所連合会が岡山市内で開く講演会に臨み、仏ルノー、日産を含めたグループ世界販売台数を年間1千万台規模に成長させた自らの経営哲学を披露する。