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おねしょ改善の基本は「起こさず」「焦らず」「叱らず」「比べず」!

6/28(水) 16:00配信

ベネッセ 教育情報サイト

お子さまの「おねしょ」は悩ましい問題ですよね。
昔は「おねしょは親のしつけが悪い」「子どもがだらしないせい」などと考えられることもあったようですが、今は対策の仕方もずいぶん変わってきました。
おねしょの原因をきちんと理解すれば、保護者もお子さまも無理なく改善を目指すことができます。詳しく見ていきましょう。

夜尿症? おねしょ? 見分け方とその原因

そもそも「おねしょ」とは、夜寝ている間に目が覚めず、尿をもらしてしまうことを言います。お子さまが5歳頃までのおねしょは、成長過程の生理的なもので心配はいりません。5歳頃を過ぎても月に数回以上おねしょが続く場合は、「夜尿症」として治療や生活指導の対象となります。
おねしょの主な原因は、夜間に作られる尿の量と、それをためる膀胱の大きさとのバランスがくずれることにあります。幼児期はこのバランスが発達途上なのでおねしょをしてしまうのです。
一方で夜尿症の場合は、神経・内分泌(ホルモン)系の発達に遅れがあるため尿量が調節できなかったり、膀胱が小さすぎたり、冷え性やストレスなどが複合的に影響しています。

また、トイレトレーニングとの関連性ですが、トイレトレーニングが済み昼間のおむつが取れたお子さまでも、おねしょはなかなか改善されないことが多いようです。昼間のトイレトレーニングは2歳から3歳の間に完了することが多いですが、前述したように5歳頃までは生理的なバランスからおねしょをしてしまいます。
「昼間は大丈夫なのに、どうして……?」と思う保護者のかたもいらっしゃるかもしれませんが、昼間のトイレトレーニングとおねしょは別物と考えて、焦らないようにしましょう。夜間はトイレトレーニングというより、改善のための基本姿勢や対策を知ることが重要です。以下で、それらについてみていきましょう。

おねしょ改善の基本姿勢は「起こさず」「焦らず」「叱らず」「比べず」

このように夜尿症もそうでない場合のおねしょも、お子さまの努力や性格、保護者のかたのしつけは関係ありません。おねしょに精神論や根性論は当てはまらないのです。
おねしょ改善のためには、「起こさず」「焦らず」「叱らず」「比べず」を保護者のかたの基本姿勢としましょう。

【起こさず】
お子さまを夜中に起こしてトイレに行かせると、眠るリズムが乱れて尿量の調節や膀胱の働きが悪くなり、寝ている時間におしっこをする習慣がついてしまい逆効果です。

【焦らず】
夜尿症の場合でも、適切な投薬治療や生活指導で改善することができます。お子さま自身の意思を大事にして、見守ってあげるよう心がけましょう。

【叱らず】
おねしょはお子さまの意思ではどうにもできないことです。それを叱ることは何の効果もないどころか、過剰なストレスとなってしまい逆効果です 。

【比べず】
おねしょをしないお友だちや他のきょうだいと比べることは避けましょう。「おねしょが恥ずかしい」という気持ちは、誰よりお子さま自身が強く感じています。必要以上に劣等感やストレスを抱えさせないよう注意してください。

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