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ダンパーのトラブルが、マッサから2008年以来の勝利を奪った!?/F1アゼルバイジャンGP

6/28(水) 12:58配信

motorsport.com 日本版

 大荒れとなったアゼルバイジャンGP。ウイリアムズのフェリペ・マッサは9番手スタートだったにもかかわらず、コース上に多量のデブリが落ちていたことでレースが中断されるまでに、3番手までそのポジションを上げていた。

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 しかしレースが再開された際、マッサは結果的にこのレースを制することとなるレッドブルのダニエル・リカルドにオーバーテイクされ、その後急激にポジションを落としていった。マッサのリヤサスペンションには、トラブルが発生していたのだ。

 ウイリアムズのテクニカルチーフであるパディ・ロウは、次のように説明する。

「ダンパーシステムの一部のパーツに問題があり、リヤサスペンションがロックしてしまった。同様に、リヤの車高も高い位置で固定されてしまった。そのため、完全な前傾姿勢となってしまったんだ」

「再スタートの時には、ダニエルに非常に接近していた。しかし実際には、フェリペのマシンの問題は、マシンはピットレーンを離れた時から存在していた」

「遡って見てみれば、その問題は赤旗の前のインラップで発生していた。しかし、我々はデータからそれを見つけることはできなかった」

「とにかく、赤旗の間にそれを修正することはできなかった」

「フェリペにはもうペースがなかったので、ダニエルはターン1で追いつくことができたんだ」

 ロウは、もし問題が発生しなければ、マッサが2008年のブラジルGP以来の勝利を収めていたはずだと考えている。

「ルイス(ハミルトン)にはヘッドレストの問題が発生した。そしてセバスチャン(ベッテル)はペナルティを受けた」

 そうロウは語る。

「それらを一緒にして考えれば、フェリペはレースをリードし、トップでフィニッシュしていた可能性がある」

「もちろん気懸りもある。残りのレース距離はまだ長かったし、すでに多くのマシンが脱落していた。しかし、フェリペにはポジションをキープするだけのパフォーマンスがあったんだ」

 マッサは前戦カナダGPでも、スタート直後にトロロッソのカルロス・サインツJr.に追突されたことで、リタイアに追い込まれている。つまり、2戦連続でのリタイアになったということだ。

「彼を責めることなどできない」

 そうロウは語る。

「彼は常に限界でマシンを走らせる。彼のフィードバックは素晴らしいし、技術も、そして人格も素晴らしいんだ」

「彼は現時点で素晴らしい働きをしている。これ以上優れたことができるなんて、私には思えないよ」

Lawrence Barretto