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【卓球・中国OP】中国女子 シングルス・ダブルス制覇で奮起、丁寧は再び平野に勝利

6/28(水) 18:20配信

テレビ東京スポーツ

 四川省成都市で開催されたITTFワールドツアー「中国オープン」が25日、全日程を終了した。男子シングルスでは中国のトップ3選手が母国開催でまさかの途中棄権。母国開催での騒動に揺れる中、中国の女子選手たちはシングルスで丁寧が優勝。ダブルスも丁寧・劉詩ブンが優勝し気を吐いた。

中国トップ選手の集団ボイコットで卓球大国に激震... その理由とは?

 一方、日本勢はアジア選手権、世界卓球ドイツ2017に次ぐ対戦となった平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)が準々決勝で丁寧と激突。アジア選手権では平野が勝利し、世界卓球では丁寧が勝った二人の対決は、アジア選手権の大敗以降、平野対策に力を注ぐ丁寧がまたしても平野を攻略し、平野は1ゲームしか奪えず試合を終えた。

 6月5日に世界卓球を終えた後、ジャパンオープン、中国オープンと連戦だった平野は、練習や中国人対策にあてる時間がほとんどなかったこと、その一方で丁寧がジャパンオープンに出場せず充電できたことなどを考えれば、今大会でのプレーにいまひとつ精彩を欠いたのも無理はないだろう。また、伊藤美誠(スターツSC)も2回戦で丁寧にストレート負け、石川佳純(全農)は準々決勝で劉詩ブンに1-4(シングルスは7ゲーム制)で敗れ、日本の女子選手は全体的に振るわなかった。

張本はシングルス決勝進出を逃すも収穫の多い大会に

 ダブルスで準優勝し、シングルスも1回戦は世界ランク8位と格上のサムソノフを下した同39位の張本は、2回戦を不戦勝で勝ち上がった後、リオ五輪団体銀メダリストの丹羽孝希(スヴェンソン)との日本人対決を制し準決勝へ駒を進めた。その準決勝ではドイツの英雄ボルと戦い、ベテランらしい安定感と巧みな戦術の前に1ゲームしか奪えず敗れたが、周囲の期待が高まる中でよく健闘したと言えるだろう。

 中国人選手のボイコットにより、2回戦であたるはずだった許キンとの対戦が見られなかったのは残念だが、ダブルスは17歳の木造とのペアで世界卓球金メダリストの樊振東・許キンペアと対戦。2ゲームを先取されてから3ゲームを巻き返す逆転勝利(ダブルスは5ゲーム制)で大金星を挙げ、今後の自信につなげた。

 7月2日には、またITTFワールドツアー・オーストラリアオープンがゴールドコーストで開幕し、連戦の中でのコンディショニングが課題の一つとなるが、それが終わればツアーは一段落。好調を維持し、今シーズンの上半期を良い形で締めくくってほしい。

(文=高樹ミナ)

テレビ東京