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東京五輪合宿誘致に広島県13市町競合 メキシコ委の選定に注目

6/28(水) 19:40配信

山陽新聞デジタル

 2020年東京五輪のメキシコ選手団事前合宿が広島県内で行われることが決まり、どの市町をメキシコオリンピック委員会(MOC)が会場に選ぶかに注目が集まっている。県のまとめでは福山、尾道、三原、庄原市など13市町が名乗りを上げており、合宿を予定する26競技種目のうち15は複数の自治体が競合。誘致実現に向けて各市町の関係者は気をもんでいる。

 福山市は、広島市に次いで多い8競技種目(競泳、飛び込み、トライアスロン、バドミントン、フェンシング、スポーツクライミング、カヌー、ボート)を誘致。このうち競泳、飛び込みは広島市、トライアスロンは三原市、スポーツクライミングは府中町、バドミントンは広島市など4市町と競合している。

 競泳、飛び込み、トライアスロンの会場はローズアリーナ(福山市緑町)、カヌー、ボートは芦田川漕艇場(同市水呑町)、そのほかは19年12月完成予定の新総合体育館(同市千代田町)が候補地。5月24日、ローズアリーナを視察したカルロス・パディージャMOC会長が「五輪選手の練習にふさわしい」と述べたことで、応対した同市の枝広直幹市長は自信を深めた。

IF基準前提

 尾道市は野球、ソフトボール、バレーボール、卓球、自転車(ロードレース)の5競技種目の合宿誘致を目指す。いずれも他の市町との競い合いだが、自転車(ロードレース)については隣接する三原市との共同実施も検討する。このほか、庄原市が手を挙げている空手、柔道は広島市などと希望が重複している。

 今後、MOCは予選大会も含め18年から合宿を順次行う考えで、各競技団体の幹部らが来日して候補地を視察し選定。県関係者によると、合宿地は年内には決まるという。

 選定基準についてパディージャMOC会長は「各スポーツの国際競技連盟(IF)が定める基準を満たしていること」と説明する。だが、13市町の候補地は「改修などにより全てがIF基準をクリアできる」(県経営企画チーム東京五輪・パラリンピック担当)ため、それだけでは決め手にならない。

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