ここから本文です

ゴーン氏「軽EV水島生産も」 三菱自会長、初視察で表明

6/28(水) 23:40配信

山陽新聞デジタル

 三菱自動車(東京)のカルロス・ゴーン会長(日産自動車会長)が28日来岡し、水島製作所(倉敷市水島海岸通)を初めて視察した。山陽新聞社の単独インタビューにも応じ、軽自動車の電気自動車(EV)化について「需要が見込めれば、(三菱自、日産の唯一の軽製造拠点である)水島で生産するのが自然の流れ」との考えを表明。今後、EV生産で水島製作所の拠点性が高まる可能性があることを示した。

 三菱自は2009年、世界初の量産型EV「i―MiEV(アイ・ミーブ)」の販売を始め、これまでに水島製作所で計約4万4千台を製造。軽自動車とEVの生産ノウハウを持っている。

 また、当面手掛ける車種としては、18年度に新型車を投入する軽自動車と、今年中に岡崎製作所(愛知県岡崎市)から移管する小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「RVR」を挙げ、2本柱で成長させていく方針を明らかにした。「水島の潜在的な生産能力は年40万台。フル操業を実現させ、地元部品メーカーとの取引額をこの3年間で16年度より60%増やしたい」と述べた。

 水島製作所は昨春発覚した燃費不正問題で主力の軽自動車が一時生産停止に追い込まれ、16年度の生産台数は前年度比4割減の約19万台にとどまった。生産ラインを視察したゴーン会長は従業員と握手を交わし、業績回復へ向けて奮起を促した。