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防御率0.00継続する楽天・福山の凄さ 過去のシーズン自責0とNPB記録の期待

6/28(水) 9:28配信

Full-Count

現在防御率0.00はセパ14投手もイニング数突出している福山

 首位・楽天の好調の要因は打線などいろいろあるが、救援投手の好調も大きい。中でも福山博之投手は28試合に登板して防御率0.00をキープしている。

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 今季の福山はキャンプでは2軍スタートとやや出遅れたが、開幕戦の京セラドームのオリックス戦では8回に登板。わずか5球で3人を退け、ホールドを獲得した。

 以後、連投4回、3連投1回、4連投1回とハードな起用にも応えている。6月26日も延長12回に投げて8球で3者を退けた。

 28試合で3勝11ホールド。25回1/3を投げて16被安打、11奪三振、3与四球、自責点0、被本塁打はもちろん0だ。

 ここまで失点は1。5月16日の日本ハム戦、1死一塁でマウンドに上がり、岡大海に左翼線に二塁打を打たれ、走者を返してしまったが、自責点は走者を残して降板した先発・辛島航につき、福山の自責点は0だった。

セパで現時点での防御率0.00は?

 現時点で防御率0.00の投手はパには6人、セには8人いるが、福山の投球回数25回1/3はずば抜けている。他に2桁の投球回数は、西武・大石達也の10回2/3があるだけだ。

 このまま自責点0でシーズンを終了するとは考えにくいが、もしそうなれば、NPB記録になる。NPB史上、10イニング以上投げてシーズン防御率0.00の投手は8人しかいない。

岩本輝(阪神)2012年、18.2回、3試合、2勝1敗
新井良夫(阪急)1970年、14回、4試合、0勝0敗
根本朋久(日本ハム)2012年、12.1回、7試合、0勝0敗
川本智徳(日本ハム)1983年、11.2回、4試合、1勝0敗
小林繁(巨人)1973年、11.1回、6試合、0勝0敗
深見吉夫(大阪)1951年、11回、4試合、1勝0敗
山崎健(広島)1995年、11回、2試合、1勝0敗
上土井勝利(広島)1957年、10.1回、4試合、0勝0敗

シーズンを通して出場しての防御率0.00は皆無

 2012年の阪神・岩本輝は開幕から2軍暮らしで9月9日に1軍に昇格。以後シーズン終了までに3試合先発して無失点に抑えた。

 他の投手も出遅れたり、途中で故障などで2軍落ちするなどして、稼働期間が短く、結果的に自責点0に終わったものがほとんどだ。今年の西武・大石達也も4月28日を最後に2軍落ちし、約2か月登板できず。6月23日に再昇格している。

 現時点での福山のようにフルシーズン出場して防御率0.00は、NPB史上では皆無だ。常識で考えれば、いつかは自責点がつくと考えるほうが自然ではあるが、期待がかかる。地味ながら偉大な記録が継続されている最中なのだ。

 首位を走る楽天は、これから厳しい試合が数多く待ち受けている。28歳の右腕がどこまで自責点0を維持できるか、注目したい。

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

最終更新:6/28(水) 9:28
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