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「地域実態」偏りなく反映 自主参加型の内部被ばく検査結果

6/28(水) 10:48配信

福島民友新聞

 南相馬市の自主参加型の内部被ばく検査結果が、地域全体の実態を偏りなく反映していることが分かったとする研究成果を、東大大学院国際保健政策学教室の野村周平氏らの研究チームがまとめ、27日までに国際医学誌オンライン版に発表した。
 研究では、21歳以上の市民が自己判断で受けた内部被ばく検査で放射性セシウムが検出された割合(検出率)と、推定した市全体の内部被ばくの検出率を比べた。推定値は、内部被ばく検出率とその参加者の基礎情報との相関関係に基づくモデルに、全人口の基礎情報を導入して導き出した。
 その結果、2011(平成23)年10月を除いて両者は十分な一致が見られ、自主参加型の検査結果が地域全体を偏りなく反映していることが確認されたとしている。
 研究チームは「ほとんど誰も検出されない今、スクリーニングや線量評価を目的とした現行の検査から、住民の不安対策を主目的とするリスクコミュニケーションに重点を置いた検査に移行していくべきだ」と指摘した。

福島民友新聞

最終更新:6/28(水) 10:48
福島民友新聞