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英会話毎朝レッスン 神奈川県警伊勢原署 大山への外国人客に対応

6/28(水) 17:42配信

カナロコ by 神奈川新聞

 伊勢原市の大山を訪れる外国人観光客に英語で対応しようと、伊勢原署が3月から毎朝、署員に英会話のミニレッスンを行っている。道案内や事故対応など、1日1文を唱和。簡単な英会話を繰り返し口にすることで「脳にすり込む」(同署)狙いという。 

 「アイ ニード トゥ チェック ユア ビロンギングス(持ち物を見せてもらえますか)」。午前8時半を迎えた署の中庭に、署員40人の声が響く。1人が英文や日本語の意味が書かれたボードを掲げ、CDの手本が流れた後、全員が2回唱和した。

 例文は「いつ、どこでなくしたのですか?」「どこが痛みますか?」「近くの警察署へ私と一緒に来てください」など32種類。留学経験のある署員が考え、手本の音声は県警本部の通訳が吹き込んだ。

 朝の体操を終えた後、晴れた日は中庭で、雨の日は道場で、毎日1文ずつ練習。計32日の唱和が終わると、また最初から始める。今後例文のバリエーションを増やす計画もあるが、しばらくは同じものを使い続ける。

 大山は箱根、鎌倉、横浜に次ぐ県内第4の国際観光地を目指している。フランスの世界的な旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で「大山阿夫利神社からの眺望」が二つ星、「大山」が一つ星を獲得。昨年4月には日本遺産にも認定された。都心から近く、登山や神社仏閣巡りを楽しめるため、外国人観光客が増えている。

 毎朝練習に参加している土田信也巡査(28)は「映画で英語のせりふを聞いても、ヒアリングがよくなっているのが分かる。東京五輪では外国人に英語で対応できるようになりたい」と話していた。