ここから本文です

ペット連れ客取り込み強化 金沢ホテル懇話会、犬・猫専用ホテルと提携

6/28(水) 1:42配信

北國新聞社

 金沢市内の都市型ホテルでつくる金沢ホテル懇話会は、ペット連れ旅行客向けの取り組みを強化する。同市の犬・猫専用ホテル「ペッテルかなざわ」と提携し、飼い主らが懇話会の会員ホテルに宿泊した場合、ペットの送迎が無料になる。国内でペットの数が15歳未満の人口を上回る中、ペット連れの宿泊客に対応したサービスを展開し、客層の拡大につなげる。

 ペッテルかなざわは金沢市西念3丁目にあり、犬と猫のみ預けられる。提携により、金沢ホテル懇話会の会員ホテルの宿泊客は、ペッテルかなざわのペット送迎が無料となる。毛をカットする「トリミング」の料金も割り引く。

 提携は、ペッテルかなざわが7月上旬、カメラ付き個室を新たに備えるとともに、猫用の宿泊棟を増設して改装オープンするのに合わせて実現した。飼い主はペットホテルの個室に取り付けられたカメラにより、自身の宿泊先などでもインターネットで愛犬などの様子を確認できる。

 金沢ホテル懇話会とペッテルかなざわは、それぞれの利用客に互いのホテルを紹介する。ペッテルかなざわには都市型ホテルと連携することにより、地元客に加え、金沢を訪れる観光客の利用を取り込む狙いがある。

 総務省統計局のまとめでは、昨年4月時点で国内の15歳未満人口は1605万人だった。一方、ペットフード協会の実態調査によると、犬と猫を合わせた国内の飼育頭数(推計値)は昨年10月時点で1972万頭となり、15歳未満人口より2割ほど多い。

 金沢ホテル懇話会によると、ペットを同伴できないホテルでは駐車場で冷暖房をかけた車内にペットを寝かせる宿泊客がいる。一緒に宿泊するために、郊外のペンションを利用する例もあるという。

 金沢ホテル懇話会の庄田正一会長(金沢ニューグランドホテル社長)は、ペット連れ客は富裕層が多く、都市型ホテルの客層と合致すると指摘する。その上で「ペット連れも安心して宿泊でき、一緒に観光を楽しむことができる街というのは新しい売りになる」と話している。

北國新聞社

最終更新:6/28(水) 1:42
北國新聞社