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ドラギ総裁が緩和解除の建前でヒント-引き締めでなく現状維持のため

6/28(水) 17:30配信

Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、金融緩和を段階的に解除する際の建前についてヒントを提供した。

総裁は27日のスピーチで「景気回復が続く中で政策姿勢を維持すれば、その政策はより緩和的になる。ECBは回復期において、政策姿勢を引き締めるためではなくほぼ同じ状態に保つために、政策措置のパラメーターを調整することができる」と発言した。

インフレ圧力の高まりを辛抱強く待ち、解除に当たっては慎重であるべきだとかねてからの主張を繰り返すと同時に、現行の措置を微調整する余地があることを示唆した。ドラギ総裁が使った論理は、ドイツ連邦銀行のバイトマン総裁が昨年11月に持ち出したものと同じだ。バイトマン氏は、他の全ての条件が同じならば、インフレ加速に伴いECBの政策はより緩和的になると論じた。

ウニクレディトのエコノミスト、マルコ・バリ氏はドラギ総裁の発言について「ECBの金融緩和の度合いが2018年に弱まることを示唆する第一歩だった」との見方を示した。

原題:Draghi Sees Room for Paring Stimulus Without Tightening Policy(抜粋)

Alessandro Speciale, Piotr Skolimowski, Joao Lima

最終更新:6/28(水) 17:30
Bloomberg