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ドラギECB総裁の27日発言、バランス取ることを意図-関係者

6/28(水) 22:58配信

Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、緩和策の縮小には「慎重」であるべきだと呼び掛けているが、それが総裁自身の発言にも当てはまることが証明された。

ポルトガルのシントラで開催中のECBフォーラムでドラギ総裁が27日に発言した意図は、ユーロ圏経済の力強さへの認識と、金融面での支援がなお必要だとの警告との間でバランスを取ることだったと、内部協議が非公開であることから匿名を希望した複数の関係者がそれぞれ個別に述べた。28日にはコンスタンシオ副総裁が事実を明確にしようと、ドラギ総裁の発言は現行政策に「完全に」整合するものだと話したが、投資家の反応は薄かった。

ドラギ総裁は27日に、ユーロ圏経済のリフレーションで金融政策姿勢を引き締めずに非従来型の措置を引き揚げる余地が生じていると発言。これを受けて同日の金融市場ではユーロと債券利回りが急上昇していた。ユーロシステムの関係者によると、政策担当者は市場の動揺について、わずかにタカ派と捉えられる発言にすら投資家が過敏に反応することを物語っていると受け止めた。

ECBの報道官はコメントを控えた。1.1379ドルで2016年6月以来の高値を付けていたユーロは、この報道が伝わると急落し、一時1.1300ドルを割り込んだ。

原題:Draghi’s Prudence Warning Confirmed by Reaction to His Own Words(抜粋)EUR Drops Under 1.1300 as Stops Hit, Draghi Reportedly Misjudged(抜粋)Euro erases Gain, Bonds Pare Loss on ECB Whipsaw : Markets Wrap (抜粋)

Alessandro Speciale

最終更新:6/28(水) 22:58
Bloomberg